【東京ディズニーリゾート】2023年 子連れ関西人が東京ディズニーリゾートを楽しむコツと豆知識(4)ーお食事ー

はじめに

 東京ディズニーリゾート(TDR)に関する攻略系ブログはたくさんあるので、あまり目新しい話はないかもしれませんが(笑)、私が気づいたことを書いておきたいと思います。

 今回はディズニーでの食糧確保です。子供連れの視点を中心に書かせていただきました。キーワードは、「テーマパークの食事はお高い」です。

<注意>
2023年現在、プライオリティ・シーティングのチケットが無いと並ぶことすら許されないレストランがいくつかあります。公式ホームページで確認しましょう。

1.レストラン予約を使いこなす

最も早く予約を確定させることができるのはディズニーホテルのレストラン

 事前予約可能なレストラン予約は、ディズニーホテルのレストランとパーク内のテーブルサービスレストランの一部です。その中でも、ディズニーホテルのレストランは、3か月前から予約可能になるため、早い段階から予定を確定させることができます(ただし、アンバサダーホテルの「シェフミッキー」はディズニーホテル宿泊客以外は1月前から)。

 ディズニーホテルのレストランは、雰囲気が良くて料理も美しいのですが、とにかく値段が高いです。パーク内のレストランより上の値段設定がされているので、ある程度経済的余裕がある方々以外は、「一生に一度の贅沢」に近いぐらい思い切りが必要になります。

 その中でも、少しお財布に優しいのが、ビュッフェタイプのレストランです。ホテルミラコスタならオチェーアノ、ディズニーランドホテルならシャーウッドガーデンです。これらのレストランは、コース料理の6-7割程度の価格帯で楽しむことができます。さらに、ディナーとランチでは料理の内容に大差がないのに、ランチの方がかなり安いため、ランチの予約をおすすめします(それでもいい値段がしますが)。

 また、ホテルミラコスタのオチェーアノ(ビュッフェorコース)やシルクロードガーデン(コース)では、時間帯が合えばレストランのベランダからディズニーシーのハーバーショーが鑑賞できます。少し高い位置なのでショーの全景を見ることが可能ですが、ショーが実施されている場所から距離があるため臨場感は落ちます。鑑賞場所の良さは、シルクロードガーデン>オチェーアノ(コース)>オチェーアノ(ビュッフェ)の順です(支払っている金額の順ですね)。ディズニーシーのハーバーショーは、長い時間座って待たないと鑑賞できないことが多いので、時間の有効利用と考えるならば一つの手段になります(もう一つの手段はバケーション・パッケージです)。

 ベッラヴィスタ・ラウンジというレストランからもショーの鑑賞は可能ですが、窓際の席でないと鑑賞が難しく、ショーは窓越しになるのでさらに臨場感が落ちます。

パークのレストラン予約は1月前から

 パーク内のレストラン(一部)や、ショーレストラン、アンバサダーホテルの「シェフミッキー」(宿泊客以外)の予約は、1か月前から開始になります。レストランの予約は10時から、ショーレストランの予約は9時からになります。これらは1か月前に争奪戦になるため、毎日11時までの時間帯は、PCやスマホの予約サイト読み込みがかなり遅くなり、アクセスできないことも稀ではありません。ネット回線やPCを強化したプロが、さっさと予約を抑えていきます(私たちがアクセスできるようになったことには、いい時間帯の枠は空いていません)。

 私たち素人でも予約するために最も簡単な方法は、「お金をかけること」です。具体的には①レストラン(ショーレストラン)の予約込みのバケーションパッケージを予約する、②ディズニー予約サイトから宿泊予約をしておく、の2つです。①は通常のレストラン予約枠とは別の、バケーションパッケージ用の予約枠が設定されていますし、②は1か月前の9時から優先枠で予約をとることができます(優先枠獲得に失敗しても、10時からの一般枠に再挑戦できます)。いずれにしても、かなりの出費が前提になります。

 ちなみに、上で書いた1か月前というのは、ホテルチェックイン日の1か月前ということです。そして、宿泊期間中の予約を全て押さえることができます。1泊の場合はチェックイン翌日まで、2泊の場合はチェックイン翌々日までです。逆に言うと、ディズニーホテルを1泊予約している場合、チェックイン翌日の予約が開始されるのは1か月と1日前になります。2泊予定のチェックイン翌々日の予約枠は、1か月2日前から予約できるのでほぼライバルがいない状態になります。

レストラン予約の当日枠がラストチャンス

 ディズニーパーク内レストランには、わずかながら当日予約枠があります。当日朝9時から予約枠が解放されます。さらに10時から店頭で予約枠が(あれば)確保可能です。これらが予約のラストチャンスになります。

 以前は、予約がないとレストランに入れないということもありましたが、2019年現在、予約なしでもレストラン利用が可能です(ショーレストランを除く)。ただし、プライオリティシーティングを導入している店舗を予約なしで利用する場合、とてつもない待ち時間を覚悟してください(そもそも、予約していても10-20分程度の待ち時間が発生するのが通常です)。

レストラン予約付きバケーションパッケージ 予約サイトからのホテルorバケーションパッケージ予約 予約センターからのホテル予約 他の旅行会社からのホテル予約 ディズニーホテル予約なしの一般枠
ディズニーホテルレストラン 優先枠でパッケージ予約時 予約成立後~ 予約成立後~ 3か月前10時
シェフミッキー 優先枠でパッケージ予約時 予約成立後~ 予約成立後~ 1か月前10時
シェフミッキー(朝食) 優先枠でパッケージ予約時 アンバサダー宿泊客のみ アンバサダー宿泊客のみ 不可
パークレストラン 優先枠でパッケージ予約時 1か月前9時~優先枠 1か月前9時~優先枠 1か月前10時
パークショーレストラン 優先枠でパッケージ予約時 1か月前9時~ 1か月前9時~ 1か月前9時

 このルールは頻回に変更になるので、最新情報は公式サイトで確認して下さい(ときどき、公式サイトの内容が間違っていたりおかしいことになっていることもあるのでご注意ください)。

2.ディズニーキャラクターに会えるレストラン

ショーレストラン
<注意>
新型コロナウイルス流行以降、ショーレストランとグリーティングレストランは運用中止になっています。

 ディズニーランド内でディズニーキャラクターに会えるショーレストランは、「ポリネシアンテラス・レストラン」と「ザ・ダイアモンド・ホースシュー」です。いずれも1か月前の9時から予約可能です。問題は、ホテル宿泊客が早めから(1か月と1日前とかから)予約枠を抑えてしまうので、一般客には予約が厳しいということです。

 特に、ポリネシアンテラスの昼のショーは、ミッキー、ミニー、スティッチなど、多くのキャラクターとグリーティング可能なので、かなり人気が高いです(他のショーはあまりグリーティングがありません)。子供人気抜群なのですが、一般枠でのS席確保は無理です。ホテル宿泊での先行予約を使っての予約が妥当です。ダイアモンド・ホースシューはそこまで人気が高くないので、席の確保は難しくありません。

 食事の内容は、厳しい言い方ですが値段に見合っているとはいいがたいです。かなりお高いですが、ショーの鑑賞料金と考えてください。すべてのショーでソフトドリンクお替り自由ですが、キャストの方々もかなり忙しいようで、3回に1回ぐらいはお替りを注文しても忘れられてしまいます(経験者談(笑))。

シェフミッキー

 ディズニーアンバサダーホテルのビュッフェレストランです。ミッキーやその仲間たちが各テーブルに回ってきてくれるので人気が高いです。朝食が最も安くておすすめなのですが、アンバサダーホテル宿泊者しか予約が取れません(そしてその予約も争奪戦です)。ランチやディナーなら、他のホテル宿泊客でもホテルの予約時からレストラン予約が可能ですし、一応、1か月前から一般客も予約可能です(予約枠はほぼ皆無ですが)。

 お値段は張りますが、確実にミッキーたちと触れ合えるので、子供にも大人にも大人気です。2019年7月をもって、パーク内のグリーティング型のレストランは無くなったので(以前はクリスタルパレスやホライズンベイなどがあったのですが・・・)、貴重なレストランになります。

ケープコッド・クックオフ

 ケープコッドにあるこちらのレストランは、ハンバーガーなどのファストフードを提供しています。フードを購入すると、人気のダッフィーたちが現れるショーを鑑賞することができます。

3.予約不要レストランは子連れに厳しい?

 子供に「順番を待つ理由」を説明しても理解してもうらうのは難しいですよね。そして、「まだ?」「なぜ時間がかかるの?」と何度も訪ねてくるので、逆にイライラすることもあるでしょう。ディズニーのレストランは、予約システムがないタイプの場合、待ち時間が発生するのは「必然」です。これをどれだけ短くできるかが、親の手腕になります。

とにかくピークは避けよう

 昼食の混雑ピークは11:20-14:00、夕食なら17:30-19:30です。これらの時間帯は、「避ける」のが妥当です。ほとんどのレストランで、これらの時間帯を避ければ、30分以上の待ち時間は発生しません(プライオリティ・シーティングを導入しない店舗に限る)。

 ただし、ピーク時以外のデメリットもあります。例えばディズニーランドのプラザパビリオン・レストランやディズニーシーのカフェ・ポルトフィーノなど、「目の前に並べられたフードをピックアップして最後に購入する」レストランでは、ピーク時には2レーンが運用されていますが、お客が少ないときは1レーンでの運用になります。ですから、意外と会計にたどり着くまで時間がかかるケースもあります。

 また、カウンターで注文、購入するタイプのレストランでも、キャッシャーの運用が少なくなり、待ち時間があまり短くならないことがあります(ディズニーシーのケープコッド・クックオフやミゲルズ・エルドラド・キャンティーナなど)。

行列があっても意外と早いレストラン

 ディズニーランドでお勧めは、グランマ・サラのキッチンです。ファンタジーランドからクリッターカントリーに向かう途中の右手にあるレストランですが(ホーンテッドマンションの裏)、列は長蛇になることもありますが、列の進みが早いです。これは、キャッシャーがいくつもあって、多くの人数が捌かれていくから。すべての列が1列で待つので、列がサクサク進みます。ベビーカーだとエレベーターを利用する必要があるので、少し面倒なのがデメリットでしょうか。

パークの奥にあるレストランは混雑しにくい

 ディズニーランドの場合は、トゥーンタウンの「ヒューイ・デューイ・ルーイのグッドタイム・カフェ」、ディズニーシーならロストリバーデルタの「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」でしょう。どちらも奥の方にあるので、店舗に気づく人の数が少なくなり、列もあまりできません。特に、ユカタン・ベースキャンプ・グリルはピークの時間帯でも列が長くなることは少ないです。奥地まで行く労力と時間がもったいないという話もありますが。

どうしても待つのが嫌ならイクスピアリへ

 USJとディズニーの決定的な違いは、ディズニーは「途中出場と再入園が可能」だということ。食糧難民になりそうなら、舞浜駅の傍にあるショッピングモール「イクスピアリ」で食事をとるのもありでしょう。こちらの建物内の物価は、パーク内ほど高くはありません。ただし、子供を連れてイクスピアリへ向かうのは、かなり体力を消耗しますから、その時の状態に応じて判断してください。

 ちなみに、ディズニーホテルのレストランはパーク内よりむしろ高めです。また、ホテルのショップの物価も少しお高くなります。

パレードやショーの待ち時間に食事をとる

 アトラクションやショーを見るのに全力を注ぎたい、食事はなんでもいいという方は、パレード待ちやショー待ちの間に食事をとるのもありです。ただし、ここには大事なルールがあります。ショーやパレードを待つ場合、鑑賞する人が全員待機しておく必要があります。食べ物は事前に購入して持ち込み、待機時間にいただくことは可能ですが、シートだけ残したり、1人だけで待っていて他の方がフードを購入するために離れるのは、一部を除いて禁じられています(席が確定しているタイプのショーなら可能なようです)。

4.パーク内の高級レストランに子供はOK?

 パーク内には1人4,000円以上という値段設定のレストランもあります。それぐらいの値段になると、子供が騒いだり泣いたりしたらどうしようと気になってしまいますよね。

 ディズニーランドで最も価格帯が高いのは「ブルーバイユー・レストラン」。カリブの海賊のパビリオンを眺めながら楽しむレストランですが、アトラクションの音などもあり、子供の声が気になる状態ではありません(さすがに走り回ったりするのはダメですが)。

 ディズニーシーだと、マゼランズやS.S.コロンビア・ダイニングでしょうか。この2つのレストランは、どちらも落ち着いた雰囲気です。マゼランズの方が価格帯も高めでやや暗めの色調の内装もあり、より大人の雰囲気があります。それでも、パーク内のレストランなので、食事する皆さんの服装はカジュアルですし、荷物をたくさん抱えた方々ばかりなので、上級ホテルのレストランと比べると、明らかに賑やかです。賛否両論あると思いますが、赤ちゃんや子供の声もよく聞こえてきます。ある程度マナーが守れる子供ならOKだと思います。

.まとめ

 レストランに関しても、事前準備が大事です。プライオリティ・シーティングを確保できない場合は、混雑のピークを外して食事をしましょう。食事の時間帯をコントロールするためには、アトラクションのファストパスの時間を調整したり、ショーやパレードの鑑賞時間を考慮することも大事です。

 何も考えずにふらっとパークを訪れると、不満やストレスが積み重なって、十分楽しむことができません(家族内でけんかになることもあるでしょう)。数少ないパーク滞在中の時間を充実させるためにも、事前努力は惜しまずに頑張りましょう。

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