【東京ディズニーリゾート】2023年 子連れ関西人が東京ディズニーリゾートを楽しむコツと豆知識(3)ーアクティビティー

はじめに

 東京ディズニーリゾート(TDR)に関する攻略系ブログはたくさんあるので、あまり目新しい話はないかもしれませんが(笑)、私が気づいたことを書いておきたいと思います。

 今回はディズニーでのアクティビティ(アトラクション・ショー鑑賞)です。子供連れの視点を中心に書かせていただきました。キーワードは、「朝早く行動」と「暗いと大きいは怖い」です。

1.ディズニーリゾートは朝早くが大事

ファストパスを入手する
<注意>
新型コロナウイルス流行以降、ファストパスの発行は中止されています。
代わりに、プレミアアクセスという有料チケット(1アトラクション1人1,500~2,000円程度)を入場後にスマホアプリで購入可能です。
ショーをみるために、入場後にスマホアプリでエントリー受付するのもおすすめです(当選は抽選)。

 ディズニーリゾートも、キッザニア同様に、朝早く入場するメリットの多いテーマパークです。ディズニーリゾートでは、人気アトラクションに優先的に搭乗できるファストパスが一部のアトラクションで発行されていますが、朝早くからどんどん発券されて無くなっていくので、夕方入場してファストパスを入手できる望みはありません。朝早く入場するのは、ファストパスを獲得するためと言っても過言ではありません。

 ファストパスが発行されているのは一部のアトラクションですが、そのほとんどが60分以上の待ち時間が想定されます。その待ち時間を省略できるメリットは大きいです。また2枚目のファストパスが発行できるのは、最初のファストパスが発行されてから一定時間(多くは2時間)経過するか、最初のファストパスの利用開始時間が来てからです。だから、早く入場することが大事です(トイストーリー・マニアだけは、ディズニーホテル宿泊者以外は普通獲得できません、あきらめてください)。

 2019年7月23日から、スマホでファストパスが取得できるようになりました。ファストパス取得のために列に並ぶ必要がなくなり便利な面もあるのですが、手軽さが裏目に出る可能性があります。ひとつは、「とりあえず取っておく」方々が出て、取得可能なファストパスが減少する可能性。もう一つは、奥地にあるアトラクションなので発券が面倒だったけど、取得しやすくなったのでファストパスが無くなりやすくなる可能性です。

 奥地のアトラクションといえば、「レイジングスピリッツ」や「インディージョーンズ」などが挙げられるでしょうね。朝早く入園して奥地に急いでいた方々のメリットが無くなってきます。逆に、スマホが無い方のデメリットは計り知れません。

 そして、トイストーリーマニアやソアリンのファストパスは、開園と同時に発券終了になると思われます。トイストーリーマニアのファストパスは、開園からひっきりなしに発券されて8時30分~9時ごろに発券終了になるのですが、それが入場と同時に一斉に発券されるので、即時発券終了必死です。一斉にアクセスされたときに、サーバーが対応できるかという問題もついて回ります。

朝は人が少ない
<注意>
新型コロナウイルス流行以降、入場開始時間は公式発表より30分~45分程度早くなっています。

 ディズニーリゾート内の人の数は、お昼過ぎまで増え続けます。そして昼過ぎにパーク内の人数がピークを迎えます。午前中はパーク内の人数が少なく、特にパークの奥の方は9時くらいまでは人影が少なめなので、所要時間短めで少し混雑しやすいアトラクションを数多くこなしておくのがおすすめになります。

 ディズニーランドでは、イッツ・ア・スモールワールド、空飛ぶダンボ、ピーターパン空の旅、ピノキオの冒険、ガジェットのゴーゴーコースター、ロジャーラビットのカートゥーンスピンなどでしょう。ディズニーシーでは、マーメードラグーンやアラビアンコーストのショー型ではないアトラクションやヴェネツィアンゴンドラ、アクアトピアなどが挙げられます。

 ショー型やグリーティング型のパビリオンは所要時間が長くなるため、アトラクションを楽しんでいる間にパーク内が混雑してしまいます。数多くのアクティビティを楽しむことはできません。

じゃあ朝何時から並ぼう

 朝は何時に並ぶか、これは難しい問題です。パークの開園はほとんどは8時からですが、5分程度早く開園することも多いです。さらに、ディズニーホテル宿泊客は15分早く入園開始します。また、ディズニーランドは2018年4月から入園ゲートの改修を行っており、8時までにパーク内のワールドバサールぐらいまで入場し、8時以降にパーク全域に向かうことができるシステムになっています。

<注意>
2020年以降、入場前の保安検査が実施されるようになっています。朝早い場合、入場列に並ぶために30分前後の時間を見ておく必要があります。

 ディズニーランドに関しては、通常の週末なら7時30分くらいまでに列に並べば、8時までには中に入れると思います。ゲートの改修が終われば、7時までに列に並ぶようにする必要があると思われます。子連れでお勧めの最初の行動は、プーさんのハニーハントかモンスターズ・インク ライド&ゴーシークのファストパスを獲得し、トゥーンタウンかファンタジーランドのアトラクションを楽しむ流れになります。

 ディズニーシーなら、7時までには列に並ぶ方がいいと思われます。それでも、開園してからパーク内に入るまで20分程度はかかると思われます。ディズニーシーでは、子供向けアトラクションでファストパス対応が少なく、入場後はとりあえずマーメイドラグーンかアラビアンコーストに向かうことをお勧めします。

夜には低年齢層向けのアトラクションがおすすめ

 東京近郊に居住されている方は、夜のショーやパレードが終わると帰路につかれる方が多いです。20時30分ごろには、パーク内の人影がまばらになってきます。特に、東京から最も遠くなるディズニーシーの奥地(ロストリバーデルタやマーメイドラグーン)では、かなり人が少なくなります。

 金曜日や土曜日の夜でも、マーメイドラグーンの低年齢層向けアトラクションは人影が少なくなります。待ち時間が20分以下のものが多くなり、乗りたい放題状態です。近辺のホテルを予約している方のメリットですね。時間帯が遅いため、小さな子供はかなり少ないです。

 夜遅くまで小さな子供を連れまわすことには、賛否両論あると思います。日中の混雑した時間帯はホテルでゆっくり休んで、夜の人の少ない時間帯に楽しむのは一つの選択肢です。東京近郊の方々と違ってなかなか来れないので、貴重な時間をどれだけ有効に使えるかが大事です(できるだけ後悔したくありませんしね)。

 夜遅い時間帯の有効利用は、ディズニーホテル宿泊客でなくても楽しめる方法です。ただ、ディズニーホテル以外の宿泊客があまりぎりぎりまで楽しむと、ホテルに帰ったら24時を回ってしまう可能性もあります。

 例えば、22時過ぎまでショッピングをしてディズニーシーを出ると、舞浜駅に着いた頃には23時ぐらいになります。それから電車でホテルに戻るのですが、途中でコンビニで買い出しをすると、すぐに日付が変わってしまいます。そしてホテルに戻ってから入浴して、いろいろしていると深夜1時。小さな子供には厳しい時間帯になってきます。翌日も楽しむつもりなら早々に切り上げることも検討しましょう。

 ちなみに、12月~3月の深夜のパークは極寒です。雨が降ったり風が強かったりすると地獄絵図になります。気候と気象によっては、早めにホテルに引き上げましょう。

午後の時間帯はどうする?

 早朝と夜遅くの時間帯が、アトラクションを楽しむのに適しているのはわかっていただけると思いますが、残りの日中はどうしたらいいでしょうか。冬場は日中の方が暖かく、行動しやすいので、人出も活動も活発になります(混雑しやすい時間帯になります)。夏場は暑さがひどくてかなり疲れやすいですが、やはりアトラクションの待ち時間は長くなります。

 この時間帯に楽しむのは、屋内ショー型のアトラクションか、ファストパス入手済みで並ばなくて良いアトラクションがおすすめになります。あるいは、待ち時間が関係ない、通過型パレードの鑑賞時間でもいいかもしれません。いずれにせよ、通常のアトラクションの待ち時間はかなり長くなり、60分~150分ぐらいになってきますから(トイストーリー・マニアはもっとひどいです)、子連れの場合はあまり無理をしないことが大事です。

 あとは、ホテルに帰ってしまうのもおすすめです。ディズニーパークは、USJやキッザニアと違って、出入りが自由です。日中はホテルでゆっくりして、人の少ない時間帯に楽しむのがいいでしょう。ホテル宿泊者の特権ですね。

 ホテルが遠いなら、ショッピングがおすすめ。建物の外の環境が悪くても、屋内なら負担にならないと思います。ただし、13時以降はショップもかなり混雑するので、覚悟が必要です。

2.子連れで楽しめるアトラクション

 子供にとってどんなアトラクションが楽しめるのか。これは子供の年齢層によって違ってきます。

ひとりで座れない乳児の場合

 まずは一人で座れるかどうかが重要です。座れないと体験できないアトラクションがほとんどです。特に4人以下でライドする乗り物系では、ことごとく利用不可になります。また、暗いアトラクションは無理だと思います。これらの条件から、一人で座れない赤ちゃんが楽しめるものは、ディズニーランドではオムニバス、蒸気船マークウエイトン号とイッツ・ア・スモールワールドの3択しかありません。ディズニーシーでは、ビッグシティ・ヴィークル、エレクトリックレールウェイ、トランジェット・スチーマーライン、ヴェネツィアン・ゴンドラの4択です。

2歳~3歳児の場合

 2歳になり、座れるようになると、選択肢が増えてきます。ただ、回転系や暗い場所、高いところ、音が大きいものなどは、むしろさらに怖がり始めます。また、ディズニーキャラクターのグリーティングも、キャラクターたちが子供に比べてかなり大きいので、引いてしまう(泣いたり逃げ出したり隠れたり・・・)子供が多いです。

 体験可能なアトラクションが増えているはずの3歳以下の幼児ですが、実際にチャレンジできるのは少なく、楽しめるアトラクションは増えません。どうしても、ショー系のアトラクションやパレードが無難になります。ミッキーのフィルハーマジックやマーメイドラグーンシアターですら、まだ厳しい印象です。

 3歳以下の究極のメリットは入場が無料だということですが、一部のショー鑑賞では膝の上に乗せて鑑賞する必要があります。長時間のショーだと、子供はなかなかじっとしてられないのでつらいですね。マーメードラグーンシアターのように、座れる子供の席確保がOKなら少しマシですが、親の膝上に移動したがったりして困ることもあります。

4歳以上の幼稚園児の場合

 回転系や高い場所への恐怖感が少し減ってきます。ディズニーランドでは、空飛ぶダンボやアリスのティーパーティーなどがOKになります。ディズニーシーならスカットルのスクーターやジャスミンのフライングカーペット、アリエルのプレイグラウンド(の一部)などを楽しめるようになります。

 一部の活発な幼児なら、ディズニーキャラクターのグリーティングも物怖じしなくなります。ただ、プーさんのハニーハントや海底2万マイルなど、十分条件を満たしているアトラクションでも、怖がるケースが多いです。

小学校低学年の場合

 この年齢層になると、一気に体験できるアトラクションが増えてきます。ジェットコースター系も体験可能になってきます。ビッグサンダーマウンテンやフランダーのフライングフィッシュコースターなども体験可能な子が出てきます。また、バス・ライトイアーのアブトロブラスターやアクアトピアなどは問題なく楽しむでしょう。

 スプラッシュマウンテン、ホーンテッドマンションなどはまだ難しいかもしれません。ディズニーシーなら、タワー・オブ・テラーは条件を満たすのですが、やはり厳しいでしょう(まあ、これらのアトラクションは大人でも苦手な方が多いですが)。

小学校高学年以降

 この年齢層になると、もう何でもOKです。身体条件さえクリアすれば、ダメなアクティビティは無くなってきます。大人の同伴もいらなくなってくるので、勝手に乗り回るお子さんも出てきます。

3.ハッピーエントリーを利用できるなら

 ディズニーホテル宿泊客のみが利用できるハッピーエントリー。これを利用できれば、パークの楽しみ方が格段に違ってきます。

2022年からハッピー15エントリーがハッピーエントリーと名称変更になりました。アーリーエントリー時間帯はアトラクションやショップが稼働していませんが、早めにアトラクション列に並べるメリットがあります。

ショーのいい席を確保する

 ディズニーシーのハーバーショーやディズニーランドのパレードの場所確保は、ハッピーエントリーで入場した方が特等席を確保してしまいます。ただし、シートを広げて待つことはや、グループ内の他の方の分まで確保するのは禁止されています。したがって、確保した場所はずっと座って待っている必要があります。通称、「お地蔵さん」と呼ばれます。

 これが楽しい楽しみ方かどうかは賛否両論がありますし、小さな子連れでこれをするのも微妙なところがありますが、ハッピーエントリーで入場した方だけの特権であることは間違いありません。通常入場した場合、ハーバーショーのいい場所を確保するのは無理ですからね。

超人気アトラクションを楽しむ

 ハッピーエントリーをすると、早い時間帯のファストパスが確約されます。最も恩恵が大きいのが、トイストーリーマニアのファストパスです。週末の通常入場では、ファストパスすらなかなか確保できませんが、そのファストパスを早い時間で入手できるのは大きいです。

 ハッピーエントリーをしても、アトラクションが稼働しているわけではありませんが、待ち時間はかなり短くて済みます。子供のストレスも少なくて済みますね。

 回転の早いアトラクションの場合、2つ目のアトラクションも待ち時間が少なくなります。おすすめは、ベイマックスのハッピーライドとトイストーリーマニアです。ソアリンや美女と野獣・魔法のものがたりは所要時間長めなので2つ目にする方がいいかも。

.アトラクションを優先搭乗する方法

 ディズニーの公式サイトから予約すると、ディズニーホテルやオフィシャルホテルの予約時に、バケーションパッケージとよばれるセット商品を選ぶことができます。バケーションパッケージでは、入場チケットやファストパス(アトラクションの優先搭乗券)、フリードリンク券、限定スーベニア交換券、一部のパッケージではレストラン予約やショーの予約席も付いてきます。

 ファストパスは、ハッピーエントリー利用で希望のアトラクション1~2つ体験で満足できるなら、不要かもしれません。レストラン予約も、ディズニーホテル宿泊の優先予約でなんとかなるかもしれません。

 逆に言うと、オフィシャルホテルに宿泊する人が、どうしてもトイストーリー・マニアに乗りたいのならば、ファストパスチケット付きのバケーションパッケージを付けたいところです(ただし、トイストーリー・マニアのファストパスが付いたバケーションパッケージはかなり限られています)。あるいは、ショーの予約席はエントリー受付の抽選に当たるかどうかは運次第なので、どうしても見たいショーがあるならバケーションパッケージも選択肢です。

<注意>
新型コロナウイルス流行以降、マルチデー・パスポート・スペシャルの発行は中止されています。

 バケーションパッケージの隠れたメリットは、マルチデーパスポート・スペシャル(初日から2つのパークに出入りできるスペシャルパスポート)が事前に入手できることです。このチケットは、本来、ディズニーホテル宿泊者しか購入できません。バケーションパッケージの場合、オフィシャルホテル宿泊でも入手できます。また、パークでチケットの有効期間延長も可能です。宿泊前の日程(チェックイン前日など)へ延長も可能ですが、チケットが手元にないと延長できないので、バケーションパッケージで事前入手した方のみの特権です(今でも有効かどうかは個人で確認してください)。他のホテルで前泊、後泊した場合にメリットが大きいです。

 新型コロナウイルス感染以降、ディズニー・オフィシャルホテルの入園保証は無くなっています。2022年前半はプラチナチケット化していましたが、2023年現在、入園チケットは入手容易になっています。

 まとめますと、ディズニーホテル宿泊者では有用性が乏しいです。どうしても確保したいショーの席やファストパスがあるならバケーションパッケージで予約しましょう。また、オフィシャルホテル宿泊で初日から両パークに出入りしたい場合、宿泊前へチケット期間を延長したい場合は有用です。ただし、宿泊料金がかなり跳ね上がりますから、覚悟して下さい。

 子供は乗ることのできないアトラクションが多いです。また、乗れるアトラクションでも、怖くていやがることもあります。子連れだと、意外とファストパスを使わないことが多いです。私も無駄にしたことが何度かあります(もったいない)。あとは、1泊2日のバケーションパッケージを2泊連続して予約した場合、2日目のチケットはかぶってしまうので無駄になってしまいます。

5.ディズニーホテルの予約方法

 ディズニーホテルの予約方法は、公式Webサイト、東京ディズニーリゾート総合予約センターに電話、JTBなどの旅行会社で予約(ツアーを含む)、などがあります。

公式Webサイト

 これが最も手軽で簡便です。また、レストランの優先案内(プライオリティ・シーティング)などの早期予約特典をWebサイトで手軽に行えます。ショーレストランの予約は、Webサイトのみで行える特権です。特別な理由がない限り、この方法を選択すると思われます。

電話予約

東京ディズニーリゾート総合予約センターでの予約です。予約の変更はWebでも可能になっているようです。宿泊予約が3か月前からと短くなったため、電話予約にメリットが乏しくなっています。

旅行会社経由の予約

あまりメリットはありません。旅行会社独自のオリジナルプラン、オリジナルプレゼントを用意していただいたり、無料送迎バスがあったりするケースもあり、ケースバイケースでしょうか。旅行券やポイントなどを利用できるのもメリットでしょうか。

プライオリティ・シーティングの予約は電話でする必要があり(予約開始の時間帯は電話がなかなかつながらずイライラすることもあるかと思います)、ショーレストランが予約できなかったりと、使いこなすのは少しハードルが高いですが、細かい計画を立てるのが好きではない方には選択肢となるでしょう。

.まとめ

 みなさんもご存知だと思いますが、ディズニーリゾートを楽しむためには事前準備が全てです。特に週末や繁忙期に訪問するなら、ファストパスやプライオリティパス、ハッピーエントリーなどの特典がないと、人波のなかで右往左往して終わりということになりかねません(子連れだと、間違いなくなにもできなくなります)。

 関西の方にとって、簡単にディズニーリゾートへ行くことはできません。数少ないパーク滞在中の時間を充実させるためにも、事前努力は惜しまずに頑張りましょう。

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