【東京ディズニーリゾート】子連れ関西人が東京ディズニーリゾートを楽しむコツと豆知識(1)ー交通手段ー

はじめに

 東京ディズニーリゾート(TDR)に関する攻略系ブログはたくさんあるので、あまり目新しい話はないかもしれませんが(笑)、私が気づいたことを書いておきたいと思います。

 今回はディズニーへ向かう交通手段についてです。子供連れの視点を中心に書かせていただきました。

1.新幹線で行く

 乳児をつれて新幹線に乗ると、片道2時間30分程度も座っている必要があります(のぞみの場合)。ベビーカーもかさばりますし、ビジネス客が多い路線ですから、周囲への迷惑に気を配る必要があります。東京駅からタクシーをつかうか電車をつかうかも悩みどころです。

メリット

 子供連れの場合、飛行機より新幹線の方が明らかに安くつきます。幼稚園児までは膝の上に乗せると交通費がかかりませんし、小学生でも大人の半額です。さらに安く済ませるなら、エクスプレス予約やe特急券を使うといいです。一番安く済むのはぷらっとこだまですが、新幹線だけでも4時間かかりますから、ハードルが高いですね。

デメリット

 乳幼児にとって2時間30分は長いんですよね。小学生になったわが子でも「まだつかへんの!」とやや怒り口調で話しかけてきます。泣きぐずってしまうと、周囲の睡眠中のビジネスマンにかなりのご迷惑をおかけしてしまいます。私も仕事で出張することがありますので、なんとなく気持ちはわかります。

 2歳以降になると、ある程度言葉が理解できるようになっているので、ポータブルDVDプレイヤーやタブレットでアニメなどを見させておくと、それなりに効果があります。我が家はアンパンマンを見せていました。イヤホンが必須ですが、小さい子の場合、普通のイヤホンだと耳から落ちてしまうので、落ちないものを選んでください。

 どうしても泣いてしまう時は抱きかかえてデッキに避難します。落ち着けば席に戻りますが、なかなか難しいですね。おむつの交換はトイレの交換台を使用しますが、11両目には多目的室があり、もう少し余裕をもっておむつ交換ができます(車掌さんを呼ぶ必要があるのが難点ですが)。授乳は授乳ケープでこっそりと済ませてしまうか、普通に哺乳瓶でしょうね。

 よほどお金に余裕がある方でないと使わないかもしれませんが、グリーン車は避けたほうがいいかもしれません。指定席や普通席と違って静かな雰囲気なので、ものすごく周囲に気を遣う必要が出てきます。

 新幹線の場合、ディズニーリゾート到着時間は、始発でどんなに頑張っても9時を回ります。帰りは20時30分ごろにはディズニーリゾートを出ないと、最終便に間に合いません。朝一番から目一杯楽しむには、帰りはいいとしても、前泊は必要と思います。宿泊費がよけいにかかるんですよね。人気アトラクションを捨てるつもりで行くなら宿泊なしでもOKですが・・・。

東京駅から電車で向かう場合

 わが家は東京駅から舞浜まで、ほとんどの場合でJR京葉線を利用します。この路線は電車が絶え間なく出ています。東京駅は始発駅なので、一本乗る電車を遅らせるだけで座席を確保することも可能です。優先席はありますが、子供が乳児でも期待してはいけません(私の経験上、譲っていただけたことはありません)。東京駅から舞浜駅まで大人220円です。20分前後で到着します。

 問題は東京駅の新幹線ホームから京葉線ホームまでの遠さでしょう。大人の足でも10分以上です。ベビーカー連れだと、何度もエレベーターを乗り換える必要があるので、冗談ではなく20分以上かかってもおかしくありません(有名な話ですが、東京駅の京葉線ホームは、隣の有楽町駅からの方が近いですし、かなり地下に位置しているので上下方向の移動も大変です)。

 舞浜駅は東京近郊外になるので、東京都区内への乗車券なら乗り越しになるので注意が必要です。ただ、乗り越し清算(ブルーの乗車券なら有人改札を通る必要があります)は、葛西臨海公園と舞浜の間の料金が徴収される形になるので、大人140円で済みます。

 舞浜駅から東京ディズニーランド、ディズニーランドホテルまで徒歩10分程度でしょうか。ディズニーホテルやオフィシャルホテル宿泊者は、舞浜駅の脇にある東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンターで荷物を預けると、ホテルまで荷物を送ってもらえます(7:30~:オフィシャルホテルは8時から)。逆に、ホテルからウェルカムセンターに荷物を送ってもらい、帰りに荷物を引き取ることもできます(ただし、19時までです:オフィシャルホテルは有料)。

 ディズニーシーに向かう方は、舞浜駅でリゾートライナーに乗り換える必要があります。そこらから10分程度、大人260円です。乗り換えの時間も考えると、東京駅から50分程度を見込んだほうがいいです(ベビーカーなら1時間以上)。後でも書きますが、家族で東京駅からディズニーシーまで向かうなら、タクシーも選択肢になりやすいです。

タクシー

 金銭的に余裕があるなら、東京駅からタクシーを利用もいいでしょう。電車の方が圧倒的に安く済むので、我が家はほとんど利用したことがありません。ディズニーランドまで6,500円ぐらい、ディズニーシーも似たようなものです。東京駅から25分~30分くらいですが、タクシーの場合、渋滞に巻き込まれるととんでもないことになります。葛西臨海公園あたりの道は、高速も一般道も渋滞しやすいですし、高速から降りる道も渋滞しやすいです。

 テーマパークやホテルまで直接行けるのもメリットですし、京葉線の乗り換え(かなりの苦行です)を避けることができるのも大きいです。乳児連れならかなりお勧めになります。ディズニーシーまで向かうなら、タクシーの方がかなり早く着くと思います。家族が多いなら、電車とリゾートライナーの料金を合わせるといい値段になってくるので、金銭面のデメリットは小さくなります。

バス

 一応、東京駅から東京ディズニーリゾートへ向かうバスがあります。本数が1時間1~2本程度でかなり少なく、8時~10時台のみしか運行していません。うまく時間が合えば、検討してもいいでしょう。大人720円です。

 帰りは15時ごろから18時ごろまで運行していますが、やはり本数が少ないです。渋滞に巻き込まれると悲劇になるのもタクシーと同様です(タクシーと違うのは、迂回していただけるルートに制限があります)。帰りの場合は、渋滞すると新幹線に乗り遅れるリスクもあります。

2.高速バスで行く

 子供連れなら、とにかくやめておきましょう。周囲にも子供にも大人にもいいことは一つもありません。すごく時間がかかるし乳幼児はぐずります。夜行バスなどは最悪の選択肢になります。

 大人だけなら、安く済むのでいいと思います。当然疲れやすいですが、多くの高速バスはディズニーリゾートまで直行しますし、開園前に着くことが可能です。

3.飛行機で行く

 飛行機のメリットは乗り物に乗っている時間が短いということに尽きます。こちらも新幹線と同様に、空港からディズニーリゾートまでどうするか考える必要があります。

メリット

 トータルでの所要時間は新幹線より長くなることもありますが、飛行機に乗っている時間が短いのがメリットです。搭乗から1時間あれば着いてしまいます。離陸、飲み物配布、すぐ着陸と、時間はあっという間です。少しぐらい子供がぐずっても、飛行機の音も大きめですし、短時間フライトなので周囲への迷惑も少なめです。

 時間を有効利用するなら、伊丹空港ではなく関西空港を選びましょう。伊丹空港は騒音対策のために朝早くと夜遅くの離着陸が禁止されています。関西空港なら、朝6時30分発のスターフライヤー・ANA便をはじめとして、7時前から何便も出ています。早めにチケットを取れば、早朝便は大人8000円を切っていることもありますから、上手に利用しましょう。

 始発便に乗ると、8時前には羽田空港を出れますが、タクシーを使っても入場開始前に到着することは難しいです。復路はスターフライヤー・ANA便21時30分発が最終になるので、20時にはディズニーリゾートを出る必要があります。羽田空港のセキュリティエリア内には、子供の遊ばせるスペースがあったりするので、待ち時間に利用すると便利です。

 子供が飛行機に乗ると、色々とグッズがいただけます。せっかくですから、いただいておきましょう。

デメリット

 もっとも大きいのはコストの問題でしょうか。飛行機は3歳以上だと子供料金が発生します。飛行機の子供料金は大人とほとんど変わらないので、幼稚園児でも費用の負担が大きくなります。


乳幼児は気圧の変化に弱いです。耳管に空気を通すのが苦手なので、離陸時の気圧低下で耳がキーンとしますが、その対処が難しいです。乳児なら母乳や哺乳瓶を吸わせたり、幼児ならキャンディーをなめさせると効果的なようです(飛行機でよく飴玉を配ってますよね)。
デメリットと言っていいのかどうかわかりませんが、ANA便では、2歳児以下を抱いて座席に座っている場合、飲み物でホットドリンクは選択できません(他の便ではOK)。

リムジンバス

 羽田空港からディズニーリゾートに向かう移動手段に苦労します。ディズニーリゾートに直通するリムジンバスは、7時45分発の次は8時30分です(第2ターミナルANA便の場合)。朝1番のフライトだと、バス乗り場までくれば7時50分~8時頃になります。30分まちぼうけになるのですが、テーマパークの朝の30分をロスするのは非常に痛いです(ちなみに朝1番JAL便でも同様の状況になります)。所要時間は30分程度。朝早い便では舞浜のホテルに向かわないので注意しましょう(11時以降なら舞浜のオフィシャルホテルにも停車します)。

 大人830円と値段が安いのは魅力的です。公共交通機関を乗り継ぐより安くなります。また、往路は予約制なのですが、飛行機が遅れた場合、後続のバスに乗ることができます(空席がある場合に限る)。ただし、帰りの便は注意しましょう。ANAの最終便は21:30発で、20時発のバスがあればいいのですが、19時には最終バスが出てしまいます(19時のバスは神戸空港の最終便には十分間に合います)。せっかく遅い便があるのに、バスが無いから利用が難しいですね。

 また、リムジンバスの時刻表を過信しないようにしましょう。特に帰りの便は、渋滞の影響で遅れて出発することもあります(けっこう多いです)。さらに、帰りの便は予約制ではないため、満席の場合は座れないこともあります。いざというときは、タクシーなどの交通手段に切り替えることを念頭にして利用しましょう。

パックツアーバス

 JALパックだとJALハピネスライナー、ANAのパック旅行だとANAバスが利用できます。特にJALのハピネスライナーだと、ディズニーのデコレートされたバスにのれるのでテンションが上がります。ANAバスは復路のみしか利用できないので、往路は通常のリムジンバスになります。

 これらのバスの運行時間帯はリムジンバスとほぼ同じなので、ANAの最終便に合わないことや、朝の30分をロスすることなど、リムジンバスと一緒のデメリットがあります(飛行機との接続に40分の余裕がないと予約できません)。また、完全予約制なので、乗るバスの変更ができません。また、バス乗り場が通常のリムジンバスと全然違うので注意しましょう(駐車場が発着場所になっています)。

タクシー

 次善の方法としてはタクシーです。片道8,000円ぐらい覚悟が必要ですが(時には1万円ぐらいかかることも)、30分もかからずに到着します。ホテルに直接向かうこともできます。帰りに利用すれば、21:30の最終便を利用することも可能です。ただ、お値段は大きなデメリットです。

公共交通機関の乗り継ぎ

 朝一番の時間をロスしたくない、さらに8,000円も払えないというのなら、公共交通機関を乗り継いでいく必要があります。モノレールで天王洲アイルでりんかい線に乗り換えて、新木場でJR京葉線に乗り換えて、さらにリゾートライナーにとなりますが・・・、かなり大変です。それぞれの乗換駅でかなり移動しますし、時間と労力がかかります。ベビーカーがあると、さらに難度が上昇します(特に天王洲アイルは子供連れに厳しいです。なんとかしてくれ~)。1時間以上(ディズニーシーなら1時間半ぐらい)の移動時間は覚悟してください。ということで、公共交通機関の乗り継ぎは、大人専用と考えていいでしょう。

.子連れで、あれば便利なもの

 先にも書きましたが、DVDあるいはタブレット+イヤホンですね。スターフライヤー便なら席ごとにディズプレイがあるので代用できるかもしれません。授乳やおむつ関連は当然忘れないようにしましょう。万一(失禁とかジュースをこぼしたりとか)に備えて、子供の着替えも忘れずに。

.まとめ

 わが家は、以前は、新幹線を多く利用していたのですが、やはり2時間30分に耐えられないことがわかり、最近はもっぱら飛行機+リムジンバスになっています。バスの運行は遅れることがあるので、余裕をもって利用することが大切です。

 人気のアトラクションに乗りたいなら、朝早くからテーマパークに向かうのが大事なのですが、そもそも、子供が小さいとあまりアトラクションに乗ることができません(新しいアトラクション「ソアリン」も102cm以上必要なので、幼児以下は厳しいですね)。子供の小さいうちは、ある程度の割り切りが肝心だと思います。どうしても人気アトラクションのファストパスを確保したいなら、やはり前泊が必須でしょう(トイストーリー・マニアは前泊しても無理ですが)。

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