はじめに
東京ディズニーリゾート(TDR)に関する攻略系ブログはたくさんあるので、あまり目新しい話はないかもしれませんが(笑)、私が気づいたことを書いておきたいと思います。
今回はディズニーへ向かうときの宿泊についてです。子供連れの視点を中心に書かせていただきました。
1.パークに早く入場するために前泊する
前泊のメリット
ディズニーリゾートも、キッザニア同様に、朝早く入場するメリットの多いテーマパークです。人気アトラクションに優先的に搭乗できるファストパスは、朝早くからどんどん発券されて無くなっていくので、夕方入場してファストパスを入手できる望みはありません。トイストーリー・マニアに至っては、開園時の入場列に並んでいても入手できないことが多いです。
朝早くパークに並ぶには、私たち関西人の場合、前泊する以外に方法がありません。ここでいう前泊とは、前日夜遅くに関東圏に到着し、朝早くチェックアウトしてパークに向かうための宿泊です。もちろん宿泊料金がかかるので、できるだけ避けたいところですが、避けられないのなら、考える必要のあることは「安くて近い」です。
舞浜周辺でおすすめは
近さ重視で言えば、ディズニーホテルやディズニーオフィシャルホテルが最も近いでしょうが、前泊だけで利用するのはコスト面で勿体ないでしょう。ある程度コストを考慮すれば、「舞浜ユーラシア」「ドリームゲート舞浜」「変なホテル舞浜東京ベイ」などが挙げられます。
価格が安くパークまで近いこれらの宿泊施設は人気が高く、直前では予約をとれないことがしばしばです。利用を希望するならば早めに予約しましょう。注意点は、変なホテルは舞浜駅までバスになりますが、無料送迎バスは本数が少ないので計画的に利用が必要です。
京葉線(浦安側)でおすすめは
もう少し距離を広げ、京葉線沿いの駅近くのホテルを検討してもいいと思います。新浦安駅だと「浦安ブライトンホテル」、市川塩浜駅だと「CSV BAY HOTEL」などがあります。ブライトンホテルは少し値段が高めですが、CSV BAY HOTELはお値段が手ごろで舞浜駅まで2駅といい感じです。
ひとつ注意点があります。子連れの場合(ベビーカーを伴う場合)や荷物が多い場合、ハードルが高くなります。朝の京葉線上り(蘇我方面から東京行き)は、7時ごろから車内が非常に混雑します。スーツケースやベビーカーに子供を乗せた状態で電車に乗るのは、不可能とは言いませんが難しいです。関西の方なら、朝の大阪メトロ御堂筋線を想像していただければわかると思います。ということで、舞浜駅より千葉側の駅はお勧めしにくいです。
京葉線(東京都内)でおすすめは
京葉線で舞浜駅より東京側の駅ですが、八丁堀駅や潮見駅周辺にホテルがあります。朝に新木場より東京側の駅から舞浜に向かう場合、車内はそれほど混雑していませんから、スペースの確保はしやすいです。おすすめは潮見駅近くのアパホテルですね。アパホテルは未就学児の添い寝は無料なので、セミダブルに両親二人+未就学児で宿泊すると、かなり安くつきます(週末はお値段が高めですが、金曜日だとある程度安いです)。
八丁堀周辺のアパホテルに宿泊したこともありますが、駅から少し距離があり、八丁堀の駅は入り口からホームまで距離があるため、荷物が多いとおすすめしにくいです。羽田空港から京急→都営浅草線経由で宝町駅(八丁堀駅から徒歩圏内)まで乗り換えなしで来れるので、便利な地区ではあります。
豊洲、台場方面のホテルについて
新木場で乗り換えになりますが、地下鉄有楽町線沿線やりんかい線沿線も選択肢にしていいと思います。有明、豊洲、台場方面になります。ビジネスホテルよりシティホテルが多い地区なので、少し料金は高めになります。台場ぐらいまでなら利用価値はあると思いますが、ここより遠くなると、乗り換えや時間がかかるため(ディズニーシーまでホテルから1時間以上かかります)、メリットが乏しくなります。前泊の宿泊ならば、ここまでの範囲で選択するほうがいいです。
東京メトロ東西線沿いと東京駅以遠について
東京駅周辺は宿泊料金が跳ね上がるので、前泊だけならお勧めしにくいです。また、京葉線の東京駅ホームは乗り換えに不便なので、JR線で遠方から乗り継ぐのはメリットが乏しいと思います。朝から子供を連れて歩き回るのは大変です。
東京メトロ東西線沿いは、距離的には舞浜に近いですが、鉄道で乗り継いで向かうとなると大回りになり、時間も労力もかかります。浦安~葛西あたりのホテルを利用するなら、ある程度割り切って交通手段をタクシーにしましょう(バスもありますが、朝の通勤時間帯のバスに、子連れ荷物連れで乗り込むのは厳しいですし、慣れていない土地のバスを使いまわすのは難しいです)。
ディズニー・パートナーホテル、グッドネイバーホテルはどうなのか?
浦安ブライトンホテル東京ベイ、グランドニッコー東京・台場など、ディズニーと提携を結んでいるホテルが、東京から千葉にかけて点在しています。ホテルの特典として、ディズニーパークへの送迎バスが設定されていますが、本数が少ないこと、朝早い便がないこと、グッドネイバーホテルでは予約が必要な場合があることなど、あまり使い勝手がよくありません。
パートナーホテルで、ホテル内にディズニーショップがあることや、舞浜駅とディズニーランド間にあるショップ「ボン・ヴォヤージュ」からホテルへの有料荷物郵送サービス(1個400円、15時まで)があり、これらは利用価値がありそうです。
ホテルの宿泊料金は、オフィシャルホテルほど値が張らないので、上記サービスはおまけ程度に考えて、検討してもいいかもしれません(少なくとも私は、上記のサービスを重視してホテルを選択したことはありません)。
2.ディズニーホテルの攻略
2023年現在、ディズニーホテルは5つあります。東京ディズニーランドホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、ディズニー・アンバサダーホテル、東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル、東京ディズニー・セレブレーションホテルです。
ディズニーホテルのメリットはいろいろありますが、特に大きいものが以下のものです。
・通常より15分早く入園できるハッピーエントリー
・混雑に伴う入園制限でも入園保証
・舞浜駅傍のウェルカムセンターからホテルへ荷物を郵送するバゲッジデリバリーサービス(セレブレーションホテルを除く)
・ホテルからウェルカムセンターへ荷物を郵送するステーションデリバリーサービス(セレブレーションホテルを除く)
・レストランやショーの早期予約
これらのサービスをどれだけ重視するかが、ディズニーホテルを選択する要因となるでしょう。 ホテルの部屋は3か月前から予約できます。予約開始の11時前後はアクセスが集中し、公式Webサイトは全くアクセスができなくなります。通常のネット環境では正直なところ無理です。ディズニーホテルで結婚式を挙げる方には、さらに前から宿泊予約権があるため、予約開始時にすでに予約されていることもあります。また、バケーションパッケージというセット商品用に多数の部屋が解放されていないので、最初の争奪戦時にある部屋は全体の一部分ということになります。
そもそも、ディズニーホテルに宿泊する方の大多数は、部屋での滞在時間がかなり少なく、パークで楽しむことを主眼にすることでしょう。特に、ハッピーエントリーは、利用しないともったいないですからね。お値段もかなり高いので、お部屋は寝るだけに割り切れるなら、安い部屋を選択したらいいと思います。私も、原則、最も安い部屋を選択しています。
ホテルミラコスタを使いこなす
この中で最もおすすめになるのは、やはり「ホテルミラコスタ」でしょう。ディズニーシーに直結しているぶん、圧倒的に便利です。子供が疲れたときも、すぐにホテルに戻ることができます。その分、人気・値段も圧倒的ですね。
こちらのホテルで人気のある部屋は、パークサイドに面したパークビューの部屋になります。ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーで実施されるショーを鑑賞することもできるので、その人気は半端ではありません。特に、テラス付きの部屋やバルコニー付きの部屋はすごい争奪戦になります。ですが、結婚式枠などで予約がおさえられている可能性が高いです。ということで、人気の部屋は予約出来たらめっけものぐらいに思っておきましょう。
子供がいるのでホテルでのんびり、ゆっくりを希望されるなら、スペチアーレ・ルーム&スイートに、専用ラウンジアクセス権付きの部屋があります。サローネ・デッラミーコと呼ばれるラウンジでは、椅子に座ってチェックイン・チェックアウトができたり、無料ドリンクの提供を受けることもできます。17時~23時はカクテルタイムで、アルコールやスナック類の提供もあります。そのため、ラウンジは混雑することも多く、順番待ちが生じることもあります。スペチアーレ・ルーム&スイートの部屋を予約するなら、ホテルから出ないのも選択肢ですね(笑)。
ホテルミラコスタが他のホテルではない特徴として、チェックイン当日にディズニーシーへのハッピー15エントリーがあります。チェックイン当日に予約を証明する書類を持参し(いらないという情報もありますが)、宿泊代表者の名前を告げると、ハッピー15エントリーの列にならんで入場することができます。
ホテルミラコスタの特徴として、ディズニーホテルの中で唯一、屋内プールが用意されています(ただし有料)。このプール、有料だからでしょうか、年中利用者が少なく、穏やかに楽しめます。ディズニーランドホテルは、夏場しかプールを利用できませんし、夏場のプールはかなり混雑するので対照的です。子供も利用可能ですし、何度も出入り自由です。パークに出向くのに疲れたら、プールを楽しむのもおすすめです。
デメリットは値段や予約できないことを除けばあまりないのですが、ディズニーランドが少し遠いことくらいでしょうか。ミラコスタからリゾートラインの駅まで渡り廊下のような通路を進みます。ホームからホテルへ向かうのは専用の改札があるのですが、この改札はホテル側から入れないので、いったん1階に降りる必要があり、すこし面倒です。まあ、この程度のことはデメリットにもなりませんね。
実際に宿泊してみると、混雑する日中はホテルでくつろいで、夜や早朝の人が少ない時間帯にふらっとパークに出ていくという、ぜいたくな利用の仕方ができて満足できます。お値段と予約がハードルになり、簡単に宿泊できませんが。
ディズニーランドホテルを使いこなす
ディズニーランドホテルは、ディズニーランドの入り口正面にあり、ディズニーランドの利用に便利です。ホテルのコンビニの品ぞろえが充実していて、ディズニーランド利用者にも利用しやすいです。宿泊客だけが利用できる庭園もあります。
ミラコスタ同様に、ディズニーランドで疲れたら、ホテルに戻ってゆっくりすることができます。また、一部の部屋ではバルコニーからディズニーパークを眺めることができます(ただし、バルコニー付きの部屋を指定して予約することは難しいです)。パークビューの部屋ではパークのプロジェクションマッピングも眺めることができますが、少し遠くて見えにくいことと、音が聞こえないので、残念ながら臨場感に欠けます。
こちらのホテルもミラコスタ同様に、専用ラウンジアクセス権付きの部屋があります。マーセリンサロンと呼ばれるラウンジでは、椅子に座ってチェックイン・チェックアウトができたり、無料ドリンクの提供を受けることもできます。このラウンジはフロント階にあるので、オープンする7時前には、プリチェックインのための列ができます(ラウンジでチェックインできる方は少ないので、フロントでチェックインするより早くチェックインできるため)。
ホテルミラコスタほど大人気というわけではありませんが、キャラクタールームなどは、特に子供に人気です。ディズニーランドが近いのもメリットです。また、女の子にとっては、ビビディ・バビディ・ブティックがあるのもいいですね(宿泊客以外も利用できますが、宿泊客が利用しやすいのは間違いないです)。ミラコスタに予約が取れない、あるいは値段がハードルになっている場合は、ディズニーランドホテルが選択肢になると思います。
ディズニーアンバサダーホテル・東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテルを使いこなす
アンバサダーホテルは、両パークから少し離れています。頑張れば、ディズニーシーまで歩くことは可能ですし、舞浜駅までイクスピアリを通りに抜けて歩くことも可能ですが、子供連れだとハードルが高くなります。無料バスで両パークと結ばれていますから、それを利用するのが無難ですね。朝早くはバス乗り切れなくて次のバスを待つ必要があることもあり、注意が必要です。
東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテルはディズニー・オフィシャルホテルと同様にリゾートライナーのベイサイド・ステーション駅からのアクセスになります。ディズニーシーからホテルへ、あるいはホテルからディズニーランドに向かうには、そこそこ所要時間がかかります。また、駅から送迎バスが無いのもデメリット。
いずれも、子供連れにとっては、ランドホテルやミラコスタより不便です。パークからホテルが遠いので、ちょっと疲れたからお部屋に戻って休むというわけにはいきません。小さな子連れだと、休みたい時があるのですが、簡単には戻れないんです。そのため、ディズニーランドホテルより安い価格設定で利用できます。
アンバサダーホテルで夏のみ運営されている屋外プールは、ディズニーランドホテルより利用者が少なく、また広いため、余裕をもって楽しめます。アンバサダーフロア利用者やスイートルーム利用者だと、他のホテルのように専用ラウンジ(アンバサダーラウンジ)が利用できます。
デメリットは、やはりパークから遠いということです。アンバサダーホテルの場合、無料シャトルバスも、本数は多いですが、渋滞に巻き込まれると時間がかかることがあります。イクスピアリが近いので、食事はそちらでとった方が経済的ですし、ホテルのコンビニやベーカリーも商品が充実しています。いずれにしても、少し人気が落ちるホテルなので、価格重視ならば選択肢になるかもしれません。
セレブレーションホテルは使いこなせるのか?
こちらのホテルは、ハッピーエントリーだけ利用できればいいと割り切れる方に勧められます。その意味では、子連れファミリーにはおすすめしにくいです。価格帯はかなり安く、オフィシャルホテルと同等、あるいはそれ以下のこともあります。
ホテルは浦安地区にあるので、無料送迎バスで片道20分~30分を見込む必要があります。本数も少なめで、ランド、シーの両方へ向かう(あるいは両方から帰る)方の共用になるので、バスに乗り切れないこともあります。パークと往復する労力と時間を考慮すると、オフィシャルホテル(特にオークラとシェラトン)の方が利用しやすいです。
ホテル内でのポーターサービスもなく、ウェルカムセンターでのプリチェックインも利用できません。ホテルに荷物を送るバゲッジデリバリーサービスはありますが、ウェルカムセンターではなくボン・ヴォヤージュで行う必要があります(最初にディズニーシーに向かう方にとっては遠回りになるため面倒です)。ホテルからウェルカムセンターに荷物を送るステーションデリバリーサービスはありません(自宅や羽田空港、東京駅には有料で配送可能)。パーク内で購入した商品をホテルに無料配送するサービスも、ディズニーホテルで唯一利用できません。
ある程度フットワークよく動ける年齢層あるいは大人のみのグループなら、利用価値があると思いますが、子連れファミリーにはそれなりに覚悟が必要です(オフィシャルホテルですらステーションデリバリーサービスがあります)。レストランも魅力的とはいいがたいですし、そもそも昼食や夕食は設定されていません。我が家も一度宿泊しましたが、小さな子連れだととても疲れます。あまりの大変さに、配偶者さんが「2度目は無いかなー」とのことでした。
3.ディズニーオフィシャルホテルの使い方
ディズニーオフィシャルホテルは、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、東京ベイ舞浜ホテル、グランドニッコー東京ベイ 舞浜(2020年7月~東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾートがリブランド)、ヒルトン東京ベイ、ホテルオークラ東京ベイ、東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート(2019年10月~サンルートプラザ東京がリブランド)の6つになります。
ーシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルー
オフィシャルホテルのメリットは、
・混雑に伴う入園制限でも入園保証
・JR舞浜駅近くにあるウェルカムセンターからホテルへ荷物を郵送するバゲッジデリバリーサービス
・ホテルからウェルカムセンターへ荷物を郵送するステーションデリバリーサービス(有料)
・ホテルでディズニーグッズを購入できる
などです。ディズニーホテルと比較して、ハッピーエントリーがないことがウィークポイントになります。
ホテルの場所は悪くありません。ディズニーホテルほどパークから近いというわけではありませんが、リゾートライナーの駅から無料送迎バスが出ていて、パークへのアクセスがいいです。ホテルオークラやシェラトンでは、リゾートライナーの駅から徒歩圏内なので、バスを待つ必要すらありません。パークで疲れたのでホテルに戻るという選択が気軽にできます。
ディズニーホテルと比較すると、ホテル内のレストランの価格帯がかなり安くつきます。ディズニーホテルと違い、必ずしも予約は必要ありません。よほど繁忙期でない限り、レストランに入れないことはないです。
また、パークとの間に障害物がないので、パーク内を眺めることができる部屋もあります。ホテル内の設備が充実しているホテルも多く、シェラトンなどは子供向けの設備が充実しています。これだけ充実していると、ホテルで楽しむかパークで楽しむか迷ってしまうところですね。
ヒルトン、オークラ、シェラトンなどのホテルチェーンではホテルの会員資格も有効利用できます。ディズニーホテルほど高くないので、経済性とサービスのバランスを考えた選択肢になると思います。
4.バケーションパッケージを選ぶ必要があるか
ディズニーの公式サイトから予約すると、ディズニーホテルやオフィシャルホテルの予約時に、バケーションパッケージとよばれるセット商品を選ぶことができます。バケーションパッケージでは、入場チケットやファストパス(アトラクションの優先搭乗券)、フリードリンク券、限定スーベニア交換券、一部のパッケージではレストラン予約やショーの予約席も付いてきます。お部屋のランクにもよりますが、家族4人の場合、1泊2日で20万円前後、2泊3日で30万円前後と、1日10万円ぐらいは見積もる必要があります。
ファストパスは、ハッピーエントリーのあるディズニーホテル宿泊なら、朝早くにいくつか人気アトラクションを回ることができるので、あえてバケーションパッケージを選ぶ必要はないと思います。レストラン予約も、ディズニーホテル宿泊の優先予約でなんとかなるかもしれません。逆に言うと、オフィシャルホテルに宿泊する人が、どうしてもトイストーリー・マニアに乗りたいのならば、ファストパスチケット付きのバケーションパッケージを付けたいところです(ただし、トイストーリー・マニアのファストパスが付いたバケーションパッケージはかなり限られています)。あるいは、ショーの予約席はバケーションパッケージ以外で確保するのは困難なので、どうしても見たいショーがあるならバケーションパッケージも選択肢です。
バケーションパッケージの隠れたメリットは、マルチデーパスポート・スペシャル(初日から2つのパークに出入りできるスペシャルパスポート)が事前に入手できることです。このチケットは、本来、ディズニーホテル宿泊者しか購入できません。バケーションパッケージの場合、オフィシャルホテル宿泊でも入手できます。また、パークでチケットの有効期間延長も可能です。宿泊前の日程(チェックイン前日など)へ延長も可能ですが、チケットが手元にないと延長できないので、バケーションパッケージで事前入手した方のみの特権です(今でも有効かどうかは個人で確認してください)。他のホテルで前泊、後泊した場合にメリットが大きいです。
まとめますと、ディズニーホテル宿泊者ではあまり必要ではない。どうしても確保したいショーの席やファストパスがあるならバケーションパッケージで予約しましょう。また、オフィシャルホテル宿泊で初日から両パークに出入りしたい場合、宿泊前へチケット期間を延長したい場合は有用です。ただし、宿泊料金がかなり跳ね上がりますから、覚悟して下さい。
子供は乗ることのできないアトラクションが多いです。また、乗れるアトラクションでも、怖くていやがることもあります。子連れだと、意外とファストパスを使わないことが多いです。私も無駄にしたことが何度かあります(もったいない)。あとは、1泊2日のバケーションパッケージを2泊連続して予約した場合、2日目のチケットはかぶってしまうので無駄になってしまいます。
5.ディズニーホテルの予約方法
ディズニーホテルの予約方法は、公式Webサイト、東京ディズニーリゾート総合予約センターに電話、JTBなどの旅行会社で予約(ツアーを含む)、などがあります。
公式Webサイト
これが最も手軽で簡便です。また、レストランの優先案内(プライオリティ・シーティング)などの早期予約特典をWebサイトで手軽に行えます。ショーレストランの予約は、Webサイトのみで行える特権です。特別な理由がない限り、この方法を選択すると思われます。
電話予約
東京ディズニーリゾート総合予約センターでの予約です。予約の変更はWebでも可能になっているようです。宿泊予約が3か月前からと短くなったため、電話予約にメリットが乏しくなっています。
旅行会社経由の予約
あまりメリットはありません。旅行会社独自のオリジナルプラン、オリジナルプレゼントを用意していただいたり、無料送迎バスがあったりするケースもあり、ケースバイケースでしょうか。旅行券やポイントなどを利用できるのもメリットでしょうか。
プライオリティ・シーティングの予約は電話でする必要があり(予約開始の時間帯はなかなかつながらずイライラすることもあるかと思います)、ショーレストランが予約できなかったりと、使いこなすのは少しハードルが高いですが、敷かれたレールに乗るだけでOKなら選択肢でしょう。
6.まとめ
みなさんもご存知だと思いますが、ディズニーリゾートを楽しむためには事前準備が全てです。特に週末や繁忙期に訪問するなら、ファストパスやプライオリティパス、ハッピーエントリーなどの特典がないと、人波のなかで右往左往して終わりということになりかねません(子連れだと、間違いなくなにもできなくなります)。
関西の方にとって、簡単にディズニーリゾートへ行くことはできません。数少ないパーク滞在中の時間を充実させるためにも、事前努力は惜しまずに頑張りましょう。