【京都嵯峨嵐山】2019年春 保津川下り体験記

今回は2019年春の保津川下りの体験記です。前回は嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車で嵯峨から亀岡まで旅をしました。そのながれで、保津川下りを体験します。

保津川は桂川の通称です。亀岡から渡月橋のあたりまでを、地元では保津川というらしいですが、正式名称は桂川になります。保津川下りは、亀岡から嵐山までの約1時間30分の旅です。

トロッコ亀岡駅から保津川下り乗船場へ

 前回のトロッコ列車の旅で、終着駅トロッコ亀岡駅に到着しました。ここからJRに乗り換える場合は、JR馬堀駅まで徒歩10分程度かかります。今回我が家は、このまま保津川下りに向かう予定です。

 トロッコ亀岡駅から保津川下り乗船場まで、タクシー、バス、馬車があります。バスは大人310年子供160円です。大人4人なら、タクシーでもあまり値段は変わりませんね。馬車も風情があっていいのですが、所要時間がネックになります。

 タクシーは10分程度、バスは直行するので15分程度、馬車は25分くらいかかります。トロッコ列車に乗った乗客の多くは保津川下りに向かいます。保津川下りの乗船は受付順なので、あとから到着した方は、待ち時間が長くなるかもしれません(船はどんどん出るので、乗れないことはないと思いますが)。

 到着後に改札を出て、左手に向かい、坂を降りていきます。突き当りを左に向かって線路の高架下をくぐるとバス乗り場です。右手に向かうと、馬車乗り場があります。

 馬車乗り場の様子です。

 我が家はバスで乗船場に向かいます。バスの中は人手いっぱいですが、混雑時は何台か用意されているようです。我が家はちょうど2台目が来た時にバスに乗り込んだので、座席に座ることができました。ラッキーです。

 バスには一応時刻表がありますが、トロッコ列車の到着に合わせて順次出発します。途中の停留所に停車することなく、ノンストップで保津川下り乗船場に向かいます。乗船場はJR亀岡駅から徒歩10分程度の近さにあり、このバスも亀岡駅前を通っていきます。

保津川下りの船に乗船

 乗船場の建物に到着です。バスを降りて2階に上がると、受付があります。事前にチケットを購入済みでも受付をしないと呼んでもらえません。とにかくまず(わき目もふらず)受付です。我が家はトロッコ嵯峨駅でチケットを購入済みでしたが、まず受付をしました(トロッコ嵯峨駅でチケットを購入すれば、ちょっとした特典がついてきます)。なお、こちらの受付でチケットを購入すれば、クレジットカードが利用できます。

 船内は飲食可能ですが、船内には何もないので、こちらの売店や自動販売機で飲食物を購入して持ち込みます。待ち番号を呼ばれたので、こちらの自動ドアから外に出ます。

 階段を下りていくと乗船です。スロープもあるので、車いすやベビーカーでも降りていけます。

 船の中はある程度スペースの余裕がありますが、船のバランスの問題で基本的に座りっぱなしです。最初に配置を決められます。スーツケーツやベビーカーなどの荷物を持ち込むことも可能です。3月上旬までは、防寒のために屋根とガラス戸に覆われた船になります(3月以降はオープンの船です)。この日は日差しも強くて、(ガラス戸で風が通らないので)暑いぐらいでした。

 船旅は最初はゆるやかでのんびり。鴨さんものんびり泳いでいます。

 馬車ものんびり。トロッコ亀岡駅に迎え行く馬車ですね。

 多数の木々が倒れていますね。台風による傷跡が残っているらしいです。

 船は完全に人力ですがある程度流れの影響も受けます。途中で落差のために流れが激しくなる場所が何か所かあります。時には波しぶきがかかることも。屋根やガラス戸に守られていたので被害はありませんでしたが、オープン船の季節はけっこう濡れると思います。

 野生の猿も見かけます。シカや亀も見かけることがあるらしいです。

 乗船時間は1時間30分程度ですが、水位が多いと早くなり、水位が低くなると遅くなり、2時間くらいになることもあるようです。

 先ほど乗ったトロッコ列車の姿も見かけます。

 船頭さんはいろいろガイドしていただいたり、面白い話をしていただいて船内を盛り上げてくれます(ディズニーランドのジャングルクルーズを彷彿させます)。その船頭さんが、「あ、セブンイレブンがきた」というので見てみると、船の移動商店でした。

 いろいろ販売しています。2つの船を前後を結んで固定して安定にしていました。着船場も間近なのであえて購入する必要もありませんが、みたらし団子と甘酒がおいしそうなので購入してしまいました。

 購入したみたらし団子です。船を降りるまでに、ちゃんと無くなってしまいました。

 正面に渡月橋が見えてきました。観光客の姿も多いですね。手漕ぎボートを漕いでいる方もいらっしゃいます。嵐山を桂川の上から見た光景です。左手の着船場に船が到着します。予定通り1時間30分の船旅でした。

桂川でボートを楽しむ

 わが子はもう少し船を楽しみたかったみたいなので、貸しボートに挑戦してみることになりました。1時間で1,500円だそうです。3人までしか乗れないらしいです。乳幼児は立ってしまったりするので、危険かもしれません。

 わが子がボートに乗り込んでいきます。もちろん一人で乗るわけではありませんが。

 私は写真係です。わが子をよく見ると、紙コップで何か飲んでいます。後で聞くと、ボートを横づけして購入できる売店があって、甘酒を購入したらしいです。さっき飲んだばかりじゃなかったかなあ。

この日の感想

 京都駅から嵯峨嵐山駅、トロッコ列車、亀岡から保津川下りで嵐山と、いろいろな乗り物を体験してきました。まだ観光のオフシーズンなのでそれほど混雑していませんでしたし、暖かく気候が良くて、観光日和でした。今回の行程は子供連れでも十分楽しめました(わが子も楽しんでいました)。これからの紅葉シーズンにいかがでしょうか。

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