【USJ】ユニバーサル・クール・ジャパン 2020

 キッザニアネタばかり続いていた当ブログですが、今回はひさびさにUSJの話題です。2020年に訪問した、ユニバーサル・クール・ジャパン2020の模様をアップさせていただきます。

 2020年1月21日から開始された、ユニバーサル・クール・ジャパン。最近のUSJでは、節操がないぐらい(笑)なんでも取り込んで期間限定イベントにしてします。その象徴が2015年に開始されたユニバーサル・クール・ジャパンですね。2020年は「ルパン三世」「名探偵コナン」「進撃の巨人」の3本立てです。例年に比べてやや寂しいのは、夏にオープン予定の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」への投資の影響でしょうか。

1.イベント詳細

ルパン三世

 今回のルパン三世は「ルパン三世・ザ・ライブ」と「ルパン三世 リストランテ・デ・アモーレ」の2つがメインです。

 「ルパン三世・ザ・ライブ」は、ニューヨークエリアのパレスシアター前(フィネガンズ・バー&グリル前)で実施されていました。1日4-6回程度の公演で、約20分のショーストリートショーになります。

 登場人物はルパン三世、銭形警部、次元大介、石川五右衛門、峰不二子といった、いつものメンバーによる捕り物劇です。基本的には舞台となるセットの中ですが、一部のシーンで観客の中に入ってきます。観客との距離がムチャクチャ近くなります。

 観客は全員立ち見のショーになります。子供は前の方に陣取らないと、ショーの様子を見ることは難しいです。ある程度高い場所に俳優さんが昇っていくことも多いので、背が低い方でもまったく見えないわけではありません。

 開始の1時間前くらいからある程度場所取りが開始されますから、前方の場所が希望なら早めに陣取った方がいいです。30分前くらいには、ある程度いい場所は埋まってしまう印象です。ディズニーとは違って、数時間前から場所をキープするような「お地蔵さん」は、USJに出没することは少ないです。

 イタリアンレストランである、リストランテ・デ・アモーレは、今回のイベント期間中だけ、ルパン三世のキャラクターが出没するキャラクターグリーティング型レストランとして運営されています(普段のレストラン名は「リストランテ・ディ・カプリ」)。テーブルサービス型のレストランです。

 ルパン三世と石川五右衛門が登場するこちらのレストランは、座席での最大滞在時間は70分間と制限されていました。回転のいいレストランではないので、常に入場の列が長くなっていました。おそらく1時間以上の待ち時間は覚悟が必要です(普段は優先案内システムが運用されていますが、イベント期間中は運用されていません)。

名探偵コナン

 今年も名探偵コナンのイベントが実施されています。「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~緋色の弾道~」と「名探偵コナン・ミステリー・チャレンジ」「名探偵コナン×ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」「名探偵コナン・ミステリー・レストラン」の4種類です。

 「名探偵コナン・ザ・エスケープ」は、例年開催されている「リアル脱出ゲーム」です。こちらは前売りの参加チケット(有料)がないと参加できません。基本は4人一組での参加となり、4人に満たない参加者グループは、他のグループと一緒に参加することになります。また、ペアチケット(2人組)もありますが、こちらは一人の参加費用が少しお高くなりますし、頭数が少ないので謎解きには不利です。

 謎解きというゲームの性格上、人数が多い方が有利ですし、子供の参加は少し不利になります。戦う相手は「謎」であって、他のグループがライバルというわけではありません。謎が解ければ「脱出」ですが、かなり難しいので8割ぐらい解ければ御の字です。普段からリアル脱出ゲームの出題傾向に慣れていると脱出成功しやすいです。最後にどんでん返し的な謎が待っているのが、このゲームのお約束です。

 ゲームのセットがリアリティがあり、雰囲気を楽しみつつ謎を解いていきます。制限時間が短いので、じっくり考える余裕はありません。のべの移動距離も多いので、歩くのが不自由な方にはお勧めできません。

 当日券の発売はないと思っておいた方がいいですし、土日のチケットは1か月以上前に売り切れているのが普通です。参加したいなら、早めにチケットを購入しておく必要があります。ネタバレ厳禁なので、謎の内容はネット上にアップできません(謎や概要にに結びつかないことはアップ可能みたいです)。

2018年のミステリー・レストランの様子

 「名探偵コナン・ミステリー・レストラン」も例年実施されている、観客参加型・グリーティング型のレストランです。メニューはあらかじめ決まっていて、コース料理をいただくことができます。レストラン会場で事件が起こり、名探偵コナンの参加キャラクターが謎解きをするショーを、間近で見ることができます。

2018年の子供用コース料理

 こちらも前売り券(有料)がないと参加できません。当日券はないと思っておいた方がいいですし、土日のチケットは1か月以上前に売り切れているのが普通です。参加したいなら、早めにチケットを購入しておく必要があります。ネタバレ厳禁なので、謎の内容はネット上にアップできません(謎や概要にに結びつかないことはアップ可能みたいです)。

 「名探偵コナン×ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」は、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドのスピーカーから名探偵コナンの音声が聞こえてくる期間限定イベントです。普段のハリウッド・ドリーム・ザ・ライドがほぼそのままなので、人気が高いわけではありません。普段の待ち時間と同じくらいで体験できると思います。週末だと、1時間から2時間30分待ちぐらいでしょうか。なお、イベント期間中は、背面方向へ進む「バックドロップ」は体験できません。

 最後に、「名探偵コナン・ミステリー・チャレンジ」。こちらは無料で参加できるイベントです。ニューヨークエリアのパレスシアターで配布されている捜査資料を手に、パーク内を巡って謎を解いていくスタイルです。この手の謎解きイベントは有料のことが多かったのですが、今回は無料で体験できるのがうれしいですね。

 その分、人気は高いです。私の参加した日(週末)は、11時過ぎには捜査資料の配布が終了していました。捜査資料の謎解きは本気ですれば30分程度で終えることができます。プラスアルファのイベントがあるので、それはお楽しみですね(ネタバレできないので)。

 開園30分後には捜査資料を受け取る長い列ができてきますが、回転が早いので10分から15分ぐらいで受け取ることができます。

進撃の巨人

 こちらもおなじみの進撃の巨人です。今年は「進撃の巨人 XRライド」と「調査兵団の食堂」です。

 「調査兵団の食堂」はフードコード型の食堂です。ロストワールドエリアにあるレストランで、常設型ではなく、期間限定で運用されるレストランです。詳細は知らないのでこのくらいで。

 今回のイベントで最も人気が高いのが「進撃の巨人 XRライド」でしょう。ハリウッドエリアの、いつもはスペース・ファンタジーがある場所で実施されています。

 週末の待ち時間は180分から250分くらい(無茶苦茶ですね・・・)。開園と同時に向かう以外に、スムーズに体験することは難しいです。あとは有料のエクスプレス・パスを利用するしかありません。こちらのイベント期間中は、通常の「スペース・ファンタジー XRライド」は休止となっています。

2.今回のイベント期間の傾向と対策

 2月~3月上旬のこの時期は、テーマパークとしては閑散期になります。また、本来は春節のために中国からの来園者が多いのですが、2020年は感染症の影響もあってか、それほど人は多くありません。ただし、朝夕はかなり冷えるので、防寒対策が必須です。

 人気のアトラクション(特に進撃の巨人 XRライド)を体験したいなら、開場1時間前くらいから入場待ちしておくほうが無難です。入場待ち1時間で体験できるなら、あとで3時間待ちするよりよっぽど効率的だと思います。

 ただし、USJの開場時間は公式発表と大幅にずれますので(これがUSJの平常運転)、週末で9時開場予定なら8時30分くらいと考えておいた方が無難です。また、エースJTBツアーのアーリー入場の15分~20分後くらいに正規の入場になるので、一つの目安にしましょう。

 また、駐車場のオープンも遅いです。ディズニーだとかなり早くからオープンすることもありますが、USJでは「パークオープンの1時間30分前(公式HP)」HPとなっています。パークが8時30分にオープンする場合、7時が駐車場オープンになります。早く来ても、ゲート前で待つ必要があります(パーク前の列は既にできているので、お連れの方が一足先にパークに向かうのもありです)。

 前売りチケットで参加するアクティビティ(名探偵コナンのリアル脱出ゲームやイベントレストラン)は、前売り券がないと参加できないと思ってください。

 イベント関連以外のアトラクションは、少し混雑が緩和されます。ハリーポッターのアトラクションやフライイング・ダイナソー、ミニオンのハチャメチャ・ライドなどは、普段は90分~120分まちですが、50分~70分待ちぐらいで体験できます(あくまで目安なので、違っていたらすみません)。

 寒い季節で日の出も遅いため、みなさん出足は遅めです。そして子供連れは少なくなり、ユニバーサル・ワンダーランドは、いつもほど混雑しません。よやくのりの整理券も入手しやすいですし、フライング・スヌーピーとエルモのバブルバブル以外は整理券なしでも待ち時間が短いです。

最近のパークの変化や感想など

 最後に、この1年ぐらいのパークの変化について。毎年USJを訪問していない方への情報です。

 USJでは入場時に手荷物検査が実施されるようになりました。撮影用の一脚や三脚、自撮り棒などは利用できなくなっています(以前はパーク内で自撮り棒が販売されていたのにねえ)。また、大きなカートの持ち込みも禁止です。以前はベビーカー代わりに利用していた方を見かけましたが、利用できなくなっています。

 2019年4月から、映画「SING」の世界のショー「SING ON TOUR」が実施されています。このまま常設化されるかどうか不明ですが、人気もある程度落ち着いてきていて、席の位置にこだわりが無ければショー開始直前でも体験可能です。

 わが家はこの10年くらいは毎年USJを訪問しています。年間パスポートを所持していた時期もあり、年に30回以上訪問したこともありました。ユニバーサルワンダーランドができてから、子供が楽しめるパークとして愛用させていただいていました。

 2015年ぐらいからですかね、子供向けのイベントが極端に減ってきたので、我が家の訪問回数も減り始めました。インバウンドブームもあり、パーク内の人が多くて、子供が楽しめる余裕がなくなってきたというのもあります。

 ですから、我が家はキッザニア甲子園を楽しむようになってきました。やはり子供には子供向けのテーマパークがいいのかもしれません。

 最近、ミニオンの導入もあって、子供向けのUSJの魅力も回復してきた気がします。わが子が大きくなって、USJの多くのアトラクションを体験できるようになったのも大きいですね。また、時間があれば訪問しようと思っています。

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