【USJ】乳幼児つれて入場する場合の豆知識

 USJは、0歳~3歳の乳幼児の入場は無料です。無料ですから、子供が小さい時期に行っておきたいと考えがちです。当然ですが、4歳未満の記憶はあまり残らないので、親としては頑張って連れて行った気分になりますが、子供の立場からすると「そんなん知らん」ということになりがちです(笑)。

 そうは言うものの、小さい子供との思い出も大事ですので、時にはUSJに足を踏み入れてみるのもいいかもしれません。年間パスポートを持っている関西圏の家族にとっては、いい時間つぶしの場所になります。

 ―子供たちのエリア:ユニバーサルワンダーランド―

1.ベビーカーについて

 USJにベビーカーの持込が可能です。また、ゲートをくぐってすぐ右手で有料(1000円)で貸し出しもしています。子供連れにとって、ベビーカーは便利です。荷物を運ぶ道具としても優秀です。アトラクションに乗る場合は、アトラクション周囲にベビーカー置き場がありますから、そちらに置いてから乗り物にのりましょう。

 USJはテーマパーク内がほぼ平坦で、ベビーカーのアップダウンに悩むことは少ないと思います。困るのは、ユニバーサルシティ駅ぐらいでしょうか。キッザニアやディズニーリゾートに比べて、乳幼児に優しいテーマパークです。

 ただし、USJはディズニーリゾートよりも人の密度が高いので、ベビーカーで早く動き回るのは難しいです。それと、ベビーカーは操作している人が思っているより前方まで前輪が進むので、前を進む方の足に当たることが多いです。特に朝の入場ゲート前の混雑している場所で生じやすく、イライラと喧嘩の元になります。注意しましょう。

 最近、(キャンプなどでよく用いられる)大型のカートに子供や荷物を載せている方を見かけることがあります。公式ホームページでは禁止されているみたいですし、人の移動の障害になっているようです。 

2.授乳について~ファミリーサービス~

 入場ゲート入って左手とユニバーサルワンダーランド内(ハロー・キティーグッズ売り場の右奥)に授乳室があります。お湯や電子レンジもありますから便利です。

 ただし、粉ミルクやベビーフードの販売はありません。ベビーフードはスヌーピー・バックロット・カフェでの販売になります。おむつは販売していますがお尻拭き用のウェットティッシュの販売はありません。これがかなり重要なポイントで、大便をしたおむつを替える時に、手持ちのお尻拭きがなくなると非常に困ります(実体験済み)。お尻拭きを大量に持ち込みましょう(笑)。

3.アレルギー除去食について

 アレルギー除去食はいくつかの店舗で提供されています(公式ホームページで提供店舗を公開しています)。それでも、人によってアレルギーの出る物質に差があると思います。USJではアレルギー除去食の持ち込みは公式で許可されているようなので、持ち込んだ方が安全だと思います。 

4.おむつの交換やトイレについて

 USJの素晴らしいところは、女子トイレや多目的トイレだけでなく、ほぼすべての男子トイレにおむつ交換台が設置されているということです。キッザニアもディズニーリゾートも、男子トイレにおむつ交換台が設置されていないことが多いので、USJの乳幼児への気遣い具合がよくわかります。世のイクメンの皆さんが、力を発揮できる環境が整っていますよ。

 ユニバーサルワンダーランドのハロー・キティーグッズ売り場の右奥にあるトイレは、便器の数が多くて、それほど列ができることはありません。他のエリアのトイレは混雑しがちです。

 あと、おむつを外れたばかりの幼児の場合、トイレが間に合わないこともありますから、着替えの準備を忘れないようにしましょう。

5.アトラクションについて

 乗り物系で92cm以下の子供でも楽しめるアトラクションは、ほとんどがユニバーサルワンダーランドに集中しています。ビッグバードのビッグトップサーカス(メリーゴーラウンド)やキティーのカップケーキドリームなどで、いずれもほとんど待ち時間なしで体験できます。ジョーズも搭乗可能ですが、待ち時間が長いのと、それなりに怖いので、小さな子供にはお勧めできません。

 ユニバーサルワンダーランドの最も奥にある建物の中には、ボールプールやアスレチックのような、子供用の遊び場がたくさんあります。雨の日や、直射日光が強い日にはお勧めです。

 また、屋外にも、水の流れる川でアヒルを流して遊んだり、滑り台をしたりといった子供用の遊び場があります。大人からすると「せっかくUSJに来たのにもうちょっと動きのあるアトラクションの方が・・・」と思いがちですが、乳幼児にとっては、どうやらこのレベルの遊び場の方が人気が高いようです。

 もう少し大きくなって3歳以上になると、エルモのリトル・ドライブがおすすめです。3歳以上の幼児限定なので、ほとんど待ち時間なく楽しむことができます。また、モッピーのバルーン・トリップなどの「よやくのり」が対象のアトラクションは、待ち時間を短縮することができるのでお勧めです。

 USJには、大人が2人以上いる場合、1人ずつ交代でアトラクションを体験することができる「チャイルドスイッチ」というシステムがあります。子供が乗れないアトラクションを大人が楽しむことができる方法です。まあ、自分が楽しめない子供にとってはうれしいシステムではないかもしれませんが。

6.よやくのりの有効活用

 ユニバーサルワンダーランドのアトラクションのうち、フライング・スヌーピー、スヌーピーのグレート・レース、エルモのゴーゴー・スケートボード、エルモのバブルバブル、モッピーのバルーン・トリップの5つは、よやくのりに対応しています。

 よやくのりのシステムは、ディズニーのファストパスとほぼ同じです。発券機に入場券をかざして、指定した人数だけ使用できる予約券を発行します。予約する時間は指定可能な時間帯から選べることができます。ただし、1枚発行すると、他のアトラクションも含めて、予約した時間になるまで別の予約券を発行できません。だから、できるだけ早い時間に予約したほうが、次の予約券を発行できる時間が早くなります。予約した時間から1時間の間に1回、乗り物に乗ることができます。

 数を多く乗りたいなら、予約時間になったらまずは次の予約券を発行することを優先しましょう。午後になると、予約可能な時間が少なくなってきます。おそらくですが、遅い時間の予約券は発行されません。18時以降の予約券設定はなかったと思います(うろ覚えですが)。

 予約券対象のアトラクションですが、朝早い時間帯(8時台)は、予約券なしでもガンガン乗れます。特に、エルモのゴーゴー・スケートボードは、回転も速いので乗り放題です。9時以降には少し待ち時間もできてきます。特に、エルモのバブルバブルは、回転が超遅いこともあり、予約券を使用しないと待ち時間が1時間以上となる、ひそかに難関のアトラクションです。

7.まとめと実際のところ

 5歳以下のお子さんと一緒に入場するなら、ベビーカーは用意したほうがいいと思います。子供が疲れて寝てしまうことが多いので、ベビーカーがないと移動が大変です。

 小さな子供は、アトラクションよりボールプールなどの方を好むと思います。キティーちゃんなどのキャラクターも怖がりますし、ちょっと暗いスタジオでも怖がったりします。夜のハリーポッターエリアやジュラシックパークのエリアも怖がりやすいですね。

 あと、子供は予約時間というものが理解できないことが多いと思います。「今なら乗れるよ」「今しか乗れないよ」の意味が分かってもらえず、あとで「乗りたかったのにー」といわれたり。さっきは乗りたいとぐずっていたので、いざ予約時間がくると「やっぱりやめておく」と気分が変わったり。これらもおおらかな気持ちで受け入れていかないと、楽しいテーマパークも楽しめないと思います(ときどき、怒っている親御さんを見かけます。まあ、親御さんの気持ちもわかるんですけどね)。

 それと、繰り返しになりますが、おむつ、お尻拭き、着替えは十分用意していきましょう。これらを忘れると、とんでもない悲劇が起こることもあります。

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