【キッザニア甲子園】スターフレックスパスをどう使うか

 第2部で2時間だけキッザニア甲子園を楽しむことができる「スターフレックスパス」というチケットがあります。通常のチケットより時間単価が高くなり、通常チケットで休日1時間700円~、ホリデーシーズン1時間800円程度ですが、スターフレックスパスなら休日1時間800円~、ホリデーシーズン1時間900円です。今回はこのチケットの使いこなし方に関する記事です。

 

スターフレックスパスの設定

 スターフレックスパスは第2部だけ設定されており、キッザニア甲子園内に2時間滞在することができます。シバラスプログラムなど、特別な企画がある第2部などでは販売されないことがあります。

 公式には2時間となっていますが、条件次第ですが3時間滞在することができます。第2部の営業時間は16時からですので、16時~18時に入場するとします。第1部から連続入場すると15時30分ごろには入場できます。そして、スターフレックスパスは退場時の時間を30分余裕が設定されていますので、18時30分まで滞在が許可されています。この状況ですと、15時30分~18時30分まで、3時間の滞在できるわけです。

 スターフレックスパスの場合、お仕事の予約時や受付時に退場時間がチェックされます。30分余裕をいただいているので、先ほどのケースでは終了時間が18時を超えるケースでも参加可能です。18時30分ぎりぎりの場合は、すみやかに退場しなければならないことを説明されます。さすがに18時30分をオーバーするようなら、お仕事の参加は認められません。滞在時間を延長してお仕事参加を希望するのであれば、その場で延長を申し出ましょう。

スターフレックスパスでは30分単位で入場時間を延長できます。あたりまえですが、延長は有料です。スターフレックスパス自体も単価が良くないですが、延長するとさらに単価が悪くなりますので、おすすめはしません。清算方法に関しては、あまり延長をする人が多くないためか、スタッフによって延長に対する対応が一定していないようです。インフォメーションデスクで申し出てくださいと言われるケースもあれば、退場口で清算してくださいと言われるケースもあり、みんな混乱しています(笑)。

 退場時にも滞在可能時間をチェックされますので、お仕事をしていなくても退場は時間内に行う必要があります。営業時間終了時と異なり、スターフレックスパスでは早めに退場するわけですから、退場時の混雑は避けることができます。

 スターフレックスパスの最大の欠点は2時間しかないため、普通に入場すると超人気パビリオンのお仕事ができる可能性が極端に低いことです。第2部から参加だとすると、整理券は最高でもAです。ONE TWO PLUSの設定日だと、整理券Aの前に整理券Sを加えて30組以上はいます。最悪の場合は60組程度を覚悟する必要があります。整理券Aだと、ピザショップなどは可能だと思いますが、お菓子工場やすし屋あるいははんこ屋などでは、18時以降に仕事を開始する分しか予約が残っていないため、参加できない可能性があります。整理券B以降では人気パビリオンは最初から無理と判断する方がいいでしょう。そもそも、整理券Aを取りに行くほど「やる気満々」の状態でしたら、わずか2時間しか入場していないのはもったいないと思います。

 

スターフレックスパスの使いどころとその影響

 先ほどから書いていますが、スターフレックスパスの欠点としては、時間単価が高く、短時間のため効率が悪いことと、人気パビリオンのお仕事をするのが厳しいことです。また、入場可能時間か2時間ですから、19時~21時の2時間だと人気が中堅クラスのお仕事でも受付終了しているパビリオンがでてくるので、非常に使いにくいことがわかってもらえると思います。

 キッザニアファンなら当たり前ですし、常識的に考えればわかる話ですが、スターフレックスパスは「第1部から通して使う」以外の使用方法はほとんどないです。第1部に参加し、整理券Sをゲットする(第1部と第2部を通して入場する場合、第2部に優先入場できる整理券Sをもらうことができます)と、第2部で超人気パビリオンの16時台開始のお仕事に参加することができます。スターフレックスパスはそのためにあるようなものです。あるいは、第1部で人気パビリオンに残念ながら参加できなかった子供が、最後のチャンスとしてスターフレックスパスを(販売していればですが)追加で購入し、人気のお仕事に満足して帰るためにおすすめです。

 第1部~第2部を通常のチケットで連続入場してフルにお仕事をするのは、小学校高学年以上ならいいかもしれませんが、小さな子供だと眠くなったり、ぐずったりで、帰りたくなったりで、あまりおすすめはできません。我が家も何度か経験しましたし、そうなったら理屈もなんにもないので、もったいないですが諦めて退場するしかありません(第2部を入場直後に退室したことも何度かあります)。スターフレックスパスだと被害が少なく抑えられますし、18時ごろまでならぐずりがでない可能性も高いです。

 スターフレックスパスを第1部からの連続入場以外の方法で使っているのを、ほとんど見たことがありません(スターフレックスパスで入場している人は、退場時間を記したホルダーを首から下げているためすぐにわかります)。これによりどういう現象が生じるかと言いますと、第2部は18時過ぎを境にキッザニアの街の人間が多少減ります。ONE TWO PLUSを除く第1部からの連続入場者(要は整理券Sを持っているグループ)の30~40%くらいはスターフレックスパスです。日によっては激減したように見えることもありますが、全体の入場人数からすればそれほど多い数ではないので、あまり実感でいないときも多いかと思います。

 

スターフレックスパスを使用しない方がいいことも

 スターフレックスパスを使用する場合、原則として第1部と第2部を連続入場するのですから、比較対象としては「ONE TWO PLUS」あるいは「通常の連続入場」になると思います。

 ONE TWO PLUSは第2部に最優先入場できます。スターフレックスパスの整理券Sより早く第2部に入場できます(あと写真がもらえます)。第2部ずっと滞在できますが値段が高くなるため、安く済ませたい場合や夜遅くまで滞在したくない場合はやはりスターフレックスパスです(そもそもONE TWO PLUSは日程が近くなると売り切れていることが多いので、アドバンスチケット同様に、予定が立ちにくい場合は使いにくいです)。

 通常の連続入場はONE TWO PLUSより安く済みますがスターフレックスパスより高く、第2部の入場タイミングはスターフレックスパスと同じです。人気のパビリオンを1つしたいだけならスターフレックスパスの方がいいでしょう。

 ときどき配布される、第2部の大人無料チケット(プレミアムプログラムでも発行されました)を持っている場合は、すこし状況が違ってきます。子供1人に大人2人以上同行する場合、スターフレックスパスより第2部チケットの方が安くなります。第2部を通常利用する予定が別にあるのならその際に使えばいいですが、頻回に訪れている方にはわかってもらえると思いますが、第2部大人無料チケットやそれに類するチケットはよくいただけるので余ってきます(そして使い切れず期限が来てしまいます(涙))。スターフレックスパスのつもりで第2部大人無料券を使い、いつもよりちょっと長めに滞在して(翌日に疲れが残らない程度の)19時ごろ退場すれば、ちょっと得した気分で早めに帰れるのではないでしょうか。(ちなみに、大人無料券はスターフレックスパスには使用できません)

 

まとめ

 小さな子供の場合、第1部と第2部連続入場するなら、通常第1部+スターフレックスパスが基本形だと思います。第2部の大人無料券があれば、第2部をもう少しだけ長く滞在する方向で検討します。これが私のおすすめですが、いかがでしょうか?

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