目次
はじめに
2019年現在、ディズニーホテルは4つあります。東京ディズニーランドホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、ディズニー・アンバサダーホテル、東京ディズニー・セレブレーションホテルです。
ディズニーホテルのメリットはいろいろありますが、特に大きいものが以下のものです。
・通常より15分早く入園できるハッピー15エントリー
・初日から両パークに出入りできるスペシャルパスポート購入権
・混雑に伴う入園制限でも入園保証
・舞浜駅傍のウェルカムセンターからホテルへ荷物を郵送するバゲッジデリバリーサービス(セレブレーションホテルを除く)
・ホテルからウェルカムセンターへ荷物を郵送するステーションデリバリーサービス(セレブレーションホテルを除く)
・レストランやショーの早期予約
これらのサービスをどれだけ重視するかが、ディズニーホテルを選択する要因となるでしょう。 ホテルの部屋は5か月前から(バケーションパッケージだと6か月前から)予約できます。
そんなディズニーホテルの中でも格段に人気が高い「ホテルミラコスタ」。どんな部屋でもいいならそれほど予約のハードルが高くありませんが、好みの部屋を選ぶならかなり予約が厳しいです。そんなホテルミラコスタの魅力を、体験記としてアップさせていただきます。
1.ホテルミラコスタの魅力とは
ホテルミラコスタはディズニーシーに接して建てられているので、ホテルから直接ディズニーシーに出ることができます。ディズニーシーを楽しむ中で、疲れたらすぐに部屋に戻ることができます。パーク内に自分の部屋があるような感覚で使えます。
ホテルの内装は、ディズニーホテルの中で最もゴージャスです。最も優雅な気分でディズニーライフを楽しむことができます。また、ディズニーホテルの中で唯一、ホテル内に1年中利用可能なプールがあります。
そして、ホテルミラコスタに宿泊すると、チェックイン当日でも、ディズニー・シーのみですがハッピー15エントリー可能です。ディズニーランドホテルやセレブレーションホテルにはない特典になります。
2.ホテルミラコスタのお部屋
ホテルミラコスタはディズニーシーに直結したホテルで、数あるディズニーホテルの中でも抜群の人気を誇っています。一部のホテルの部屋では、窓からパーク内を眺めることができます。
フロントのフロアは高級感あふれる調度品と吹き抜けに圧倒されます。通常、このようなホテルだと(私のように高級ホテルに慣れていない人間にとっては)委縮してしまいそうになるのですが、そこはディズニーパークです。宿泊客も小さな子供が多いので、にぎやかです。子供用のディズニーアニメが流れているテレビモニターもあり、カジュアルな雰囲気も併せ持っています。
さて、お部屋の様子です。
こちらの写真は少し以前のベッドです。このころのベッドカバーは重厚感がありました(実際にちょっと重かったですね)。最近、リニューアルされたので、部屋の内装がリニューアルされました。
リニューアル後のベッドルームです。少しカジュアルな感じになってますね。
ディズニーらしいタペストリーが飾られています。
2018年初旬ごろの宿泊なのでうろ覚えなのですが、ポルト・パラディーゾ・サイドのスーペリアルーム(ハーバービュー)だと思います。人気のある部屋なので、何度か予約サイトを眺めていて、たまたま予約出来ました。窓から、ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーを眺めることができます。
洗面スペースも豪華。右手がトイレで、左手がバスルームです。バスルームにはバスやシャワーだけでなく、体を洗うスペースもあります。ディズニーホテルのシャワーは、かなり水圧が強くてありがたいです。
こちらがアメニティです。アメニティは持ち帰り可能で、人気です。子供用の歯ブラシもあります。
次は窓の外を眺めてみましょう。
3.窓の外はディズニーシー
2018年のピクサー・プレイタイムのミッキー広場(メディテレーニアンハーバー)です。黄昏ゆくディズニーシーが美しいですね(ああ、また行けたらいいなあ・・・無理かなあ)。
ショーの様子を遠めから眺めることができます。やはり遠いですね。ショーの音楽が聴きとりにくく、窓の向こう側の世界です。
こちらは2016年の夏に宿泊した際の様子です。
先ほどの部屋より海側になります。ミッキー広場を正面視することはできないですが、海の上の様子はこちらの方が見やすいようです。
望遠レンズで眺める「ミニーのトロピカルスプラッシュ」です。これ以上アップで見るには、超望遠レンズが必要です。ということで、やはり少し遠くて、ハーバー沿岸と比べて臨場感が落ちます。テラスルームだと違うのでしょうね。
ファンタズミックの様子です。夜に窓の外側を撮影すると、焦点が合いにくく、ぼけた写真になってしまいます。
やはり、このホテルで人気のある部屋は、パークサイドに面したパークビューの部屋になります。混雑時には何時間もお地蔵さんにならないとみられないショーを、待ち時間なしで部屋から鑑賞することもできるので(少し遠いですが)、その人気は半端ではありません。特に、テラス付きの部屋やバルコニー付きの部屋はすごい争奪戦になります。残念ながら、結婚式枠などで予約がおさえられている可能性が高いです。ということで、人気の部屋は予約出来たらめっけものぐらいに思っておきましょう。
4.ホテルミラコスタのお食事
ホテルミラコスタにはレストランが3つあります。地中海料理レストラン「オチェーアノ」、中国料理レストラン「シルクロードガーデン」、ロビーラウンジ「ベッラヴィスタ・ラウンジ」です。また、ルームサービスもあります。いずれにしても、お財布に優しくないのは間違いないです。ディナーであれば大人1人5,000円~10,000円ぐらいの予算設定になります。宿泊代と入場料でかなり支出が大きいのに、簡単に払えるわけがありません。
今回、食事のようすを撮影した画像をいくつかアップしましたが、「ハーバービュールームを予約するために予約したバケーションパッケージに付いてただけ」か「私の財布からの出費ではない」かのどちらかです(笑)。積極的に予約したわけではありません。
ルームサービス
窓の外にはファンタズミックの光景があります。部屋を真っ暗にしてファンタズミックを眺めていたのですが、その最中にルームサービスが来たのでお部屋を明るくして用意していただきました。時間指定したのはこちらですが、少し間が悪かったですね。
ルームサービス付きのバケーションパッケージだったので、食べ物がどんなものが出てくるか全くわかりませんでした。簡単なサンドイッチか何かをいただけるのかと思っていたら、コース料理でした。これまでルームサービスを注文したことが無いので、なんかドキドキでした。
子供用にはお子様セットが用意されています。パーク内の子供用セットと同じく、ミッキープレートです。こちらのほうが高級感があります。
デザートも用意されていました。こちらは子供用。
大人用のデザートもあります。夏場だったので、早く食べないと傷んできちゃいます。そんなに広い部屋でもありませんから、窓際が食べ物でいっぱいのテーブルに占拠されてしまいました。もはや、ショー鑑賞どころではありませんね。
ロビーラウンジ「ベッラヴィスタ・ラウンジ」
こちらのラウンジは、窓の外からディズニーシーの景色が一望できます。パークの光景を眺めながらいいただくお食事は優雅の一言です(ただし、窓際に限ります)。窓際の席なら、時間がうまくはまれば、ハーバーショーを鑑賞することも可能です。
宿泊がスペチアーレ・ルーム&スイートならば、こちらのレストランの朝食がついてきます。窓際に座れるかどうかは運次第ですね。
こちらはイースターの昼食メニューです。この時は窓際の席ではありませんでした。窓際でなければソファ席になるのですが、窓際の席の方が床の位置が高くなるので、窓の外を眺めて楽しむことはできません(他人のテーブルを眺めているようにも見えてしまいますしね)。
メインはチョイス方式で、配偶者の方と別々のものを選びました。
デザートです。右側は子供用のデザートです。
子供用の料理は、安定のミッキープレートです。
私の印象ですが、ベッラヴィスタ・ラウンジはホテルミラコスタで最も上品で落ち着けるレストランです。残念ながら(お値段のこともあり)、なかなか利用できる機会がありません。特に、窓際の席はなかなか競争率が高く、予約できないのでハードルが高いです。
地中海料理レストラン「オチェーアノ」
公式ホームページには地中海料理のレストランと書かれていますが、イベント連動企画のビュッフェが常に実施されているので、地中海料理レストランのイメージが全くないですね(笑)。
ビュッフェはアルコールなどは有料になります。オチェーアノは、うまく時間が合えば、ハーバーショーを鑑賞することができます。食事時間は90分程度に制限されていますが、その時間内で、ショー開催時間になるとバルコニーに出てショーを鑑賞できます。待ち時間なしにショーが鑑賞できる特典は魅力的です。ショーの行われている場所と距離は少し離れていますが、レストランの位置が比較的低層で目の前に遮るものが無く音楽も直接聞こえるので、臨場感があります。
コース料理を注文した方の方が、バルコニー案内が優先されます(お値段の順ということです)。ビュッフェだと、食事をとりに行ったり、ショーを見たりと、少し落ち着かない食事になってしまいますね。小さなお子さんも多いので、にぎやかなレストランになっています。
ビュッフェの料金は比較的リーズナブルです。通常の宿泊客の朝食会場にもなっているので、他のレストランと比較して利用機会が多めになります。
中国料理レストラン「シルクロードガーデン」
オチェーアノと共通の入り口から入っていくレストランです。オチェーアノはレストランの入り口から内部が一望できますが、シルクロードガーデンは入り口から内部が見えないので、少し隠れ家のような印象があります。
今回の料理は、スウィート・ダッフィーに連動企画のコース料理です。
オチェーアノ同様に、シルクロードガーデンでも、ショー開催時と時間が合えば、ショーを鑑賞することができます。オチェーアノの外にあるテラスまで出ていく必要があります。シルクロードガーデンの方が、いい位置からショーを見ることができます。
デザートはダッフィーをイメージしたものですね。子供には、子供用のセットがあります。ディズニーホテルでは珍しく、ミッキープレートではありません。
こちらのレストランは、ホテルミラコスタでもっともゴージャス感のあるレストランだと思います。隠れ家感もありますしね(窓がないので少し薄暗い印象)。なかなか利用機会に恵まれないレストランですが、数少ない中華料理のレストランですから、みなさんも一度利用してはいかがでしょうか。
スペチアーレ・ルーム&スイート専用ラウンジ「サローネ・デッラミーコ」
スペチアーレ・ルーム&スイート宿泊者は、専用ラウンジでチェックイン・チェックアウトができます。こちらのラウンジでは、日中に無料ドリンクの提供を受けることもできますし、17時~23時はカクテルタイムで、アルコールやスナック類の提供もあります。カクテルタイムはラウンジは混雑することも多く、順番待ちが生じることもあります。スペチアーレ・ルーム&スイートの部屋を予約するなら、ホテルから出ないのも選択肢ですね(笑)。
5.プール「テルメ・ヴェネツィア」
ホテルミラコスタの特徴として、ディズニーホテルの中で唯一、屋内プールが用意されています。ただし有料で、夏季は3,000円、それ以外は2,000円、11歳以下の子供は半額で3歳以下は無料です。宿泊者のみ利用できます。1泊2日の場合、2日間出入り自由です(うろ覚えですが、以前はチェックイン日のPM~チェックアウト日のAMまでだった気がします)。
まるでテルマエ・ロマエの世界のようなプールです。夏季は屋外プールも楽しめます(写真正面にある扉の向こう側です)。こちらのプール、有料だからでしょうか、年中利用者が少なく、穏やかに楽しめます(対照的に、ディズニーランドホテルは夏場しかプールを利用できませんし、利用が無料のためか混雑します)。何度も出入り自由なので。パークに出向くのに疲れたら、プールを楽しむのもおすすめです。
おむつが取れていない子供は利用できない規定になっているので注意してください。また、アームヘルパーが無料で貸し出しされています。プールサイドにヒッポカンピという名の軽食スタンドがあります(いい値段なので利用したことはありません)。
6.まとめ
ディズニーホテルの中で最も人気が高くてハードルも高い、ホテルミラコスタの様子をアップさせていただきました。いいお部屋を週末や夏季休暇時などに予約するのは難しいです。どうしても宿泊を希望されるなら、早めの予約が大事になります。数少ないパーク滞在中の時間を充実させるためにも、事前努力は惜しまずに頑張りましょう。
注意点として、早朝7時ごろや出発時の12時前後のホームデリバリーサービスカウンター(宅急便受付)やベルデスク(荷物預かり)はかなり混雑します。ピークを外して利用することをお勧めします。